雑 節
- 雑節とは二十四節気以外に、季節の変化の目安とする特定の日の総称で生活や農作業に
- 照らし合わせてつくられ、年中行事や民俗行事などになっている。
節分 立春の前日、2月3日ごろ。この夜鬼打ちの豆をまいたり、柊の枝に鰯の頭を
- 刺して戸口にはさんで邪気をはらう。
彼岸 春分の日(3月21日頃)と秋分の日(9月23日頃)を中日とする7日間のこと。
彼岸の始めの日を「彼岸の入り」といい、終わりの日を「彼岸の明け」、と言う。
先祖の霊を供養し、墓参などが行われる。
社日 春分と秋分に最も近い戊(つちのえ)の日に土地の神様を祭ります。
春の社日(春社と言う)に五穀の種子を供えて豊作を祈り、秋の社日(秋社と言う)
に初穂を供えて収穫を感謝します。
- 八十八夜 立春からかぞえて八十八日目で、だいたい五月二日頃。
- 春から夏に移る境目で茶摘み、苗代のもみまきなど農作業の目安とされる。
入梅 太陽の黄経が80度に達した日で、6月11日ごろ。
気象では、梅雨に入る日を指し、地域や年により異なる。
半夏生 太陽の黄経が100度にある日で、夏至から11日目、7月2日ごろ。
この頃から梅雨が明け、田植えの終期とされる。
土用 一年に4回あり、立春、立夏、立秋、立冬の前各18日間。
現在では「土用」といえば、立秋(8月8日頃)の前の夏の土用を指し、
丑の日に鰻を食べる風習がある。
二百十日 立春(2月4日頃)から数えて210日目、9月1日頃にあたる。台風襲来の時期で、
稲の開花期にあたるため、昔から二百二十日とともに農家の厄日とされる。