和菓子にも聞き慣れない名前がいっぱいあります。皆さん、いくつ知っていますか?
求肥.........(ぎゅうひ)白玉粉に砂糖と水を加え加熱して練り上げた物。牛のなめし皮のように白い
ことから「牛皮」と書いていたが仏教の鳥獣の肉を禁じる思想から「求肥」になった。
練りきり.......白あんに求肥をつなぎにして加え、練って形作ったもの。
こなし.........小麦粉、餡、寒梅粉を混ぜ、蒸してこなした(=練る)もの。
錦玉羹........(きんぎょくかん)寒天と砂糖、水を煮詰め、冷やし固めたもの。
きんとん.......餡玉の回りにそぼろ状の餡をつけたもの。
ういろう.......上新粉と砂糖を混ぜて蒸したもの。
落雁.........(らくがん) 寒梅粉に砂糖を加えて木型に入れて打ち出したもの。
琵琶湖の浮御堂に降りる雁が名の由来。
雲平.........(うんぺい)砂糖に寒梅粉を加えて形作ったもの。
桃山.........(ももやま)白あんに卵黄、寒梅粉を加え、形作って焼いたもの。
すはま........きな粉に水飴を加え、練って、形作ったもの。
すあま........上新粉を湯でこねて蒸し、砂糖を加えて熱いうちに練って形作ったもの。
生砂糖........(きざとう)砂糖に寒梅粉を混ぜたもの。飾り菓子に使われる。
和菓子用語
朝生.........(あさなま)その日の朝作る簡単な和菓子でその日の内に売り切るように作るもの。
桜餅、柏餅、饅頭、葛菓子、団子など
中生.........(ちゅうなま)朝生より日持ちがする和菓子のこと。黄味時雨、浮島など。
上生.........(じょうなま)高級生菓子のことで練りきり、求肥、羊羹、外郎など。
主菓子.......(おもがし)上生のことで茶席では「主菓子」と呼ぶ。主菓子の対は「干菓子」
久助.........(きゅうすけ)失敗した菓子、菓子のくず、再生した菓子のこと。
棹物.........(さおもの)流し型に生地を流し固めた細長い棒状のもの。羊羹、外郎など。
打ち物........みじん粉と砂糖を加え混ぜ、木型に入れて打ち出した干菓子。落雁など。
押し物........みじん粉と砂糖を加え混ぜ、木型に詰めて押し固めた干菓子。塩釜など。
数物.........茶席の菓子の様に個数を決めて作られた物。
手水.........生地をまとめたり成形する時に手につかないように用いる水。
手粉.........生地をまとめたり成形する時に手につかないように用いる粉。
同割.........(どうわり)砂糖と粉が同じ割合であること。
和菓子名