ちょボラ
 ボランティア活動と聞くと、少し大げさな語感があります。また、偽善的なイメージを抱き、敬遠する人もいるかもしれません。

 しかし例えばフェアトレード品を購入することは、ボランティアを感じさせません。それは自分が買いたいモノを買い、その結果としてボランティアに関与しているからでしょう。ボランティア活動として構えるのではなく、「今、わたし達に出来ることは何か?」という視点で考えてみると、案外身近なボランティアが転がっていることが分かります。

 例えばお菓子のパッケージについている鐘のデザインベルマークです。ベルマークをPTAを通じて、ベルマーク教育助成財団に送付すると、教育関連の設備の購入に使われます。

 いまやどこの街にでもあるマクドナルド。ここでハッピーセットを購入すれば1点につき1円がドナルド・マクドナルド・ハウスに寄付されます。そこは病気と闘う子どもに付き添う家族のための宿泊施設として使われています。

 街角や駅前の至るところにあるコンビニエンスストア。コンビニのレジ横には募金箱が設置されています。そこに、余分なつり銭を入れるだけで何かの役に立ちます。例えばセブンイレブンの「みどりの基金」では、募金を自然保護や地域の美化活動に役立てています。

 こうした気軽なボランティア活動―「ちょボラ」を日頃から意識したいものです。

 2011年3月の東北関東大震災は、日本の歴史上、最悪ともいえる自然災害をもたらしました。しかし、震災直後から多くの人々が、義援金を出す活動を始めました。ひとりひとりの力は小さくとも、それが多数集まれば、とてつもなく大きな力となって、被災地を救うことが出来ると思います。

世界をよくする簡単な100の方法

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