フェアトレード
スーパーストアに行くとコーヒー豆が山積みされています。なかにはとても安く販売されているものもあります。そんなとき「わたしがコーヒー豆を買ったら誰に幾ら入るんだろう?」と想像したことがありますか?現在、コーヒー農園で働く人々は、とても低賃金で過酷な労働環境となっています。子どもが働くこともあります。弱肉強食の資本主義経済では、弱い立場にある人がどんどん苦しむ状況が続きます。
こうした流通機構の問題を解決しようとする取り組みがフェアトレードです。フェアトレードは発展途上の地域で働く人々と公正な貿易を行うことで生産者の「自立と共生」を促す仕組みです。単なる経済援助に比べ、フェアトレードはポジティブな思想といえます。フェアトレード品は、センスのいい品物が多いため、ロハス購買者の重要な選択要素となっています。
現在、フェアトレードを推進する動きが世界的に広まっています。IFAT(国際フェアトレード連盟)は、フェアトレード団体が連携しあうことで、活動促進させる国際的連盟です。Nepali
Bazaro、People Treeといった団体が日本では加盟しています。またFLO(フェアトレードラベル認証会社)は、大型店で販売されるフェアトレード製品に対して、認証ラベルの表示を許可しています。
コーヒー危機-作られる貧困
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