門屋総合設計／作品紹介／東京都足立区内駅前ビル

◆物件の特徴
　常磐新線の開通に合わせて、組まれた物件である。当初は、某ゼネコンの手により計画されていた。その計画は、近接する地下駅の出入り口を敷地内に取り込み、また巨大なクーリングタワーを屋上に背負って、１階の平面に無理があり、クーリングタワーの存在によって容積率が充分吸収できていなかった。
　そこで、当事務所は、敢えて駅舎を切り離した計画とした。
　北側の一部に第１種住居地域がかかり、厳しい日影規制を受けて、北側は段状にになった。その返礼として各階に豊かな屋上空間が生まれた。
　建物用途は、当初事務室で計画されていたが、近年のニーズを反映して学習塾を前提に見直した。１・２階は店舗、最上階は地主の自邸（３０３㎡）として計画した。

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