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  2001年11月18日
   歩車分離のまちなみ


 子供を連れて、数年振りに住宅展示場を見に行きました。その展示場は、敷地は概ね70坪、建物は70〜100坪の豪華展示場でした。それにしても70坪の敷地でどうしてあれだけ自然で豊かな景観になっているのかと考えてみました。
 まず、数年前と違って、ひとつひとつの建物は、色彩も素材も違うのですが、外壁の素材・色彩にテクスチャーが感じられる設計になってたこと。電柱が無いこと。そして最も大きな違いは、駐車場が無いこと。玄関周りと道路周りの景観が豊かなのです。揃って緑化に力を入れている面もありますが、やはり駐車場の要素が最も大きいように見えました。
 主に海外や敷地に余裕のある地方の例ですが、車道を専用にして別に歩行者専用の道路を作った町並みは、安全性が確保されるだけでなくあのようになるわけですね。クルドサックでは、残念ながらそうはならない。また、人口地盤(区分所有か、行政が公共財産として人工地盤を所有し借地権分譲する等が考えられる)を作って1階を駐車場(余剰スペースは店舗等で利用する)にし、人口地盤上に住宅を作って立体的に歩車分離するのもひとつの方法だと思います。
 注)法律上の取り扱いに課題が残る。