1.地球環境問題
人類の20世紀は、多くを化石燃料に頼って来ました。そして今、化石燃料の埋蔵量は底をつき始めてきています。一方、化石燃料の燃焼、加工によってに頼った結果、地球環境問題は、益々深刻になています。環境問題の代表格である地球温暖化はすでに始まっています。
地球環境問題は、現象面や段階面からいくつかに分類されています。 |
・環境省へのリンク
・環境省地球環境局へのリンク |
・温室効果ガスによる温暖化/気象変動による気象
災害多発、農作物の生産量激減、海面上昇による
・ゼロメートル地域の水没
・化石燃料から発生する酸性雨
・フロン類によるオゾン層破壊、健康への影響
・熱帯雨林の減少
・人間の生活行為による乾燥地域の砂漠化
・海洋汚染
・野生生物種の減少
・開発途上国の公害
・有害廃棄物の越境移動 |
・EICネットへのリンク |
今井の小道
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2.地球温暖化問題
1)地球温暖化
現代社会は、石炭や石油等の化石燃料等に頼ってきたことから、二酸化炭素、メタン、フロン、亜酸化窒素などの温室効果ガスが増加し、地表面の温度が少しづつ上昇して来た。
地球の温暖化は過去の歴史にもあり、寒冷(氷河期)〜温暖を繰り返してきたが、そのスピードがあまりにも早いことから、世界共通の課題になっている。
このまま、温暖化が進むと、21世紀の末までには、地表の平均気温は3度上昇し、海水面は65cm(最大予測値は1m)上昇し、
地球上の一部の平地が水没すると言われている。 |
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2)温室効果ガスの削減
温室効果ガスには、いくつかありますが、温室効果の約半分がCO2によると言われ、全CO2発生量の約80%が、化石燃料によると試算されています。さらに日本国内の建設に関わる発生量とその後の運用段階の発生量を合算すると、国内全CO2発生量の約30%を占めていることが解りました。30%の内訳は、建設資材:10.9%、建設に関わる運輸:5.0%、建設工事:1.3%、業務施設運用:9.9%、家庭用施設運用:10.2%となっています。つまり、家庭での日常生活で発生するCO2は、日本の全CO2発生量の1割を占めているということになります。
建築資材生産に要するCO2削減は、設計者が、省エネルギー設計に努めなるべくCO発生量の少ない材料を使い、建材メーカーは、CO2発生量の少ない商品開発を行い、住まい手は、日常生活でのエネルギー使用量を節約するという三位一体の努力によって、推進されていきます。
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3.オゾン層破壊問題
1)オゾン層破壊
オゾン層は成層圏にあり、太陽光に含まれている紫外線を吸収し、地上の生物を紫外線から守っています。ところが、このオゾン層を空調機や冷蔵庫の冷媒、電子部品製造時の洗浄剤、各種スプレーの等に使われて来たフッ素化合物(通称フロン)が破壊していることが解って来ました。また消火剤用に使われて来たハロン等もオゾン層破壊の代表的物質です。 |
・1988年「特定物質の規制等によるオゾン層の保護に関する法律」制定
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2)オゾン層破壊の防止
オゾン層破壊に対しては、空調機類や冷蔵庫多く使われて来た特定フロンが全廃になり、代替フロンの利用が義務付けられているが、その代替フロンも万全ではないと言われています。
脱フロンの代表と考えられているものに炭化水素があります。すでに実用化されており、欧米では家庭用冷蔵庫の主力冷媒として普及しています。日本では引火問題があるため、開発が遅れていましたが、最近になってやっと開発販売されました。
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4.酸性雨問題
1)酸性雨
硫黄酸化物や窒素酸化物などが雨粒に取り入れられ、酸性の雨となって地上に降ってくるもの。
欧米では、湖沼や森林などの生態系に深刻な影響を与え、日本でも、全国年平均値でpH4台の降水及び欧米なみかそれ以上の酸性雨が観測されている。 |
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2)酸性雨削減
酸性雨の削減のためには、硫黄酸化物や窒素酸化物の代替となるエネルギー源が検討されています。
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5.環境関連サイト一覧(順不同)
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