資金繰りを圧迫する原因は、事業そのものが赤字を出している場合だけでなく、事業に必要がない資産を抱えているために、有利子負債が資金繰りを圧迫している場合もあります。
事業の再生計画は、利益構造の改革計画とあわせて、資産をリストラし、有利子負債を圧縮する資産・負債(バランスシート)リストラ計画も柱となります。
バランスシートのリストラが達成されますと、借入金の支払利息が減少し、利益改善に直結する場合だけでなく、借入金返済のための資金繰り対策からも解放され、銀行との交渉もやり易くなります。
しかし、一口に資産リストラとはいっても、売却益に税金をかけられてしまっては意味がありません。また、売却資産に担保が設定されている場合は担保解除の交渉をしなくてはなりません。また、売却資産が事業に不可欠であれば、リースバックを利用できないか検討します。
売却代金をどの借入金の返済に充てるのかもよく検討しなくてはいけません。
弊社では、貴社の現状の分析に基づいて、財務面、銀行取引面の問題点を明らかにしたうえで、実行可能な資産・負債リストラ計画の作成をお手伝いします。