市電保存館
横浜市電保存館に行って来ました。ここに来るのは、もう何回目だろう〜。わたしは鉄道ファンではありませんが、横浜市電保存館の閑散とした雰囲気が大好きです。場所は磯子区の滝頭。そこに広大なバスの車庫があります。ここはかって市電の車庫だったようですが、今はその名残を感じません。市電保存館はバスの車庫に隣接する市営住宅にあります。何と市営住宅の一階が博物館というある意味ゴージャス!?な建物です。入り口はとても小さいのですが、なかに入ると巨大な倉庫に歴代の市電が一座に陳列しています。それはかなりの迫力で、訪れる人が少ないのが不思議なほどです(交通の便が悪いからかなぁ〜)。
展示車両のなかでは、昭和初期に製造された500型が印象に残ります。なかに入ると、昭和30年代の横浜の町並みが映し出され、バーチャルな運転体験が出来ます。
今回、新たな発見をしたのは市電が廃止される直前の昭和47年に撮影された市電の映像が常設モニターで流されていたことです。わたしはその頃、横浜に住んでいませんでしたので、ノスタルジーは感じませんが、昔の横浜がカラーの映像で見れるのは楽しい体験でした。
ところで、映像のなかでトロリーバスが走っているシーンを発見しました。トロリーバスは電気を動力とするため、排気ガスや騒音などの公害がありません。ですから、環境にとても優しいバスなのです。トロリーバスがかって、横浜を走っていたことを映像で初めて知りました。世界では環境面から、今でもトロリーバスが多く運行されているのに、日本では何故定着しないのか、不思議に思います。化石賞を受賞する国だけあって、環境意識が全体的に低いのでしょうか!?
古い電車と古い映像を見ながら、のんびり考え、楽しく過ごした一日でした。入場料はたったの100円。お得ですね。(2010/03)
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2010年
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