SHAPE
 「ロハス層」が社会で大きなウエイトを占めれば、そこをターゲットにしたビジネスが生まれます(ロハスビジネス)。ロハスを知るにあたっては、次のふたつの観点から理解を深めることがポイントです。A)生きかたとしてのロハス(個人)、B)ビジネスとしてのロハス(法人)。

 A)とB)は相互補完関係にあります。ロハスな人が増えれば(Aが増えれば)ロハスビジネスの市場は拡大します(Bが増える)。Bが拡大すればロハスが大衆化し、Aが増えます。そんなロハスを広めようと狙った書籍が、「日本をロハスに変える30の方法(ローハスクラブ著)」です。

 この本はロハスを知る教科書的役割です。ロハスに関心がある人、マーケティングに興味のある人ならば、読むべきビジネス本です。「日本をロハスに変える30の方法」ではロハス市場を5つのマーケットに細分化して解説しています。1)Sustainable Economy (持続可能な経済)、2)Healthy Lifestyle (健康的なライフスタイル)、3)Alternative Healthcare (代替医療)、4)Personal Development (自己開発)、5)Ecological Lifestyle(エコなライフスタイル) 。

 5つの言葉を記憶するのは、難しいのですが、それぞれの頭文字を取って「SHAPE」と覚えれば連想がつきやすいでしょう。ここで注目するべきは、「SHAPE」ひとつひとつの概念は、古くから存在することです。しかし全てを包括した概念は存在しませんでした。ロハスは古くから存在する複数の概念を包括化した概念といえます。

日本をロハスに変える30の方法/ローハスクラブ

●キーワード●
CulturalCreative
代替医療

←前へ

次へ→

Menu