渡辺 : 恒例となりましたランち新聞主催の文芸座談会です(初めてなのに恒例?)。今月は最近のランち!@ほ〜むのマンネリ化をテーマにとり上げました。このテーマで徹底討論して欲しいとのご要望が、最近読者のみなさまから数多く寄せられています。司会はわたくし、Nステでおなじみの渡辺魔理です。
それでは、最初は田中安夫・永野県知事に口火を切っていただきましょう。
田中 : そうですね、ランち!@ほ〜むは完全にマンネリに陥っていますね。ランち占いをたくさん出しているようですが、中身のパターンは似たようなもんです。ランち新聞の記事もひどい。毎回とるに足らない小さな出来事を取り上げて、ランちを不必要に誉めまくる。展開が同じじゃありませんか。記事のお手盛りの度が過ぎます。
渡辺 : 本日は多彩なゲストをお呼びしております。三島雪夫さんには西方より遠路はるばるお越しいただきました。三島さんは、田中さんに反対のご意見のようです。
三島 : ランち! のどこがマンネリなのか。そんな非難をする前に、このウェブサイトが、わんこ実写漫画というまったく新しい分野を切り開いたり、愛犬のための専門紙“ランち新聞”を創始したりたりしている、という画期的な面を高く評価したい。
田中 : 過去の功績と現在起こっていることは別物です。ダイエーもリクルートもミサワホームも、カリスマ創業者は退出しました。休まず革新を続けることが、文学でも政治でもホームページでも大切なのです。
三島 : ランち! は今も変わり続けている。そもそも文芸に根本的な革新などそう出るものでもないのだ。変化は少しずつ起こる。その移ろいゆく変化を楽しむ。もともと芸術というものはそういうものではなかったのか。
田中 : 過去との決別をおそれてはなりません。今のランち!は過去を引きずりすぎだ。ダムは昔は有益だったかもしれない、でももう要らない。脱ダム宣言だ。私は芸術にも革新を望む。
三島 : ランち!は様式美だよ、典型美の世界だ。心地よいリズムがある。モチーフがほんの少しずつだが、たゆまなく変化してゆく。モーツァルトの音楽を聴いて心が安らぐのはそのせいだ。だいたいからあなたは、“なんとなくクリスタルソース”で一発当てた後の次作が“ブリリアントな午後の紅茶”とまあ、いきなりマンネリで作家生活を始めたのではなかったのかね。そんなことはみんな忘れてはいるが。
田中 : ぐぐっ。
渡辺 : 三島先生、個人攻撃はいけません。
スティーブン・スピロヘータ : モチーフの大切さをいくら強調してもしすぎることはありません(can
not・・・・・・enough構文)。もし、それがなかったならば、私はジュラシックパークで3回、バックトゥーザフューチャーで3回、インディジョーンズで3回もシリーズ物で儲けることはできなかったことであろう(仮定法過去)。
三島 : また変なのがきたな。
三谷 : 三谷好奇です。脚本家の立場から言わせてもらうと、やっぱり猫が好き、じゃなかった、やはりモチーフの展開がすべて、と思っていい。古畑任四郎の時なんかもそうだった。ランちの事件簿なんか見ていると、まだまだ今後があるんじゃないかって気がするんです。
田村マサにガス : 古畑任四郎です。後継作品待ってます。最近主役級の出番減っちゃってて。
三谷 : 水戸黄門や遠山の金さんも、ワンパターンって言われながら、みんな喜んで見ていますよね。毎年夏休みにやる高校生アメリカ横断ウルトラクイズだってそうだし・・
三島 : そう謂へば、高校野球だっておなじぢゃないか
渡辺 : 三島先生のエネルギーが切れて、昔に戻っているみたいです。そろそろお星に帰っていただかないと。ランち!の今後の進展がますます楽しみになってきましたね。
田中 : 司会が、えこひいきしてどうする!
田原象一郎 : 司会がえこひいきしたっていいんだ。司会者はゲストを怒らせて本音を吐かせればいいんだ。番組がサンデー風呂ジェクトで、相手が政治家だったら、それで特ダネになる。
高島アヤヤ : そういう作戦だったんだあ。司会業って奥が深いな、アヤパン勉強になります。これで本日の文芸座談会を終わります。総合司会は高島アヤヤでした。
渡辺 : 先輩を食うんじゃない!
三島 : 総合司会は、NHKの紅白だけでいい・・
うっさいなあ、そうなこたあ、どうだっていい・・・