2009/05/02
忌野清志郎さん
が死去しました


HARD FOLK SUCCESSION
主に「初期のRCサクセション」と「楽しい夕に」から選曲したCD。ただ、名曲「キミかわいいね」は、このCDでなければ聴けず、昔のRCを聴くならコチラがお薦め。「ぼくの好きな先生」が世間的には有名。個人的には「ぼくの自転車のうしろに乗りなよ」が感涙。

シングル・マン
何故、これほど素晴らしいアルバムが発売当時は全く売れなかったのか!?世間はなんて愚かなんだろう!「スローバラード」こそ日本一のバラードだと思う。また、ファンならば「ヒッピーに捧ぐ」に心を寄せる。この2曲がA面とB面の最後に飾られているのがよい。

RHAPSODY NAKED
1980年4月5日、久保講堂にて行われた「RHAPSODY」ライブの完全実況録音盤。最大公約数的に見て、RCがメジャーになった記念するべき日。「よォーこそ」は永遠の衝撃。RCはライブアーティストであることが実感出来る。DVD付きなのが嬉しい!

EPLP
RCサクセションがキティで出したシングルのA面、B面を収録。言ってみればベスト版ではあるが、超名曲である「君が僕を知ってる」はオリジナルには収録されていない為、これを買うべし。また「よごれた顔でこんにちは」のようなマニアックかつ心を掴む作品のオンパレード。

PLEASE
RCのアルバムで最も万人受けする楽しいアルバム。「トランジスタ・ラジオ」は、わたしが一番好きな曲。ライブでは「DDはCCライダー」が面白い。ライブでその土地の名前を連呼するのがファンには堪らない嬉しさ。

BLUE
万人受けするPLEASEと相対象をなすBLUE。このふたつを聞き比べることがRCを知る近道かもしれない。全曲とも太く重く暗さを感じるサウンド。これが本当のロックなのかもしれない。

BEAT POPS
既に大メジャーとなった82年の作品。ただこの頃から、RCのいい意味での良さである素人ぽさが消えた感もある。「SUMMER TOUR」はRCでは一番売れた作品(多分)。面白いのは「つ・き・あ・い・た・い」。歌詞に出る"アレ"とは一体なんだろう!?未だに謎を提示し続ける迷曲。

OK
ラスト曲の「ドカドカうるさいR&Rバンド」はキング・オブ・ライブのフィナーレを飾るに相応しい名曲。ただ、アルバムとしては可愛らしい曲が多く、個人的には物足りない感じがある。

KING OF LIVE
RCがライブの王様であることを思い知るライブアルバム。「ダンス・パーティー」での客の盛り上げ方が秀逸。ラストの「指輪をはめたい」では感涙極まる。

FEEL SO BAD
「FEEL SO GOOD」でなくBADとするところがRCらしいところ。自由を連呼する「自由」はライブでもお馴染みの名曲。ただ、この曲を聴くと、余りにメジャーになりすぎた清志郎自身が自らの開放を訴えている感が漂い、もどかしさを感じる。

ハートのエース
中森明菜に提供した「スカイ・パイロット」が印象的。歌詞はアイドルが歌える内容ではないので、明菜が歌っているのは全く別な歌詞。この辺りから清志郎がソロで活動する場面も現れ、バンドとしての変化を感じる。

the TEARS OF a CLOWN
充実期のライブアルバム。1曲目「イン・ザ・ミッドナイト・アワー」は清志郎が生前最後のステージ(2008年11月20日)でも歌ったらしく心をえぐる。DVDも出ているが「君はそのうち死ぬだろう」のような問題作が収められていない為、CDを買って欲しい。

MARVY
ついに大きな変化を遂げた88年のアルバム。いままでは歌うことがなかった社会的テーマを曲に盛り込んだ画期的な作品。2枚組というのも清志郎の力の入れようを感じる。「SHELTER OF LOVE」は酸性雨と頭が禿げることを結びつけたノリノリの社会派ソング。

カバーズ
RCの全アルバムのなかで最も話題となった作品。全曲洋楽のカヴァー。反原発ソングとして、東芝EMIから発禁処分を受けたアルバム。このアルバムの後に開催された野音は歴史に残る出来事。このときわたしは最もRCに熱くなったと思う。しかし、ここからRCの急速な解体が始まるとは当時は思ってもいなかった。「サマータイム・ブルース」で曲間に三浦友和が語る場面が面白い。

コブラの悩み
伝説の野音ライブを収録したアルバム。ボブディランの名曲「アイ・シャル・ビー・リリースト」を一番初めに歌っている。この歌には「東の芝」と歌う場面があるが、歌詞カードは「東の島」にしている理由はファンならば誰でも知っていること。このライブを共有出来たのが一番の思い出。

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