ワーク・ライフ・バランス

1990年代初頭、不況期にあったアメリカで考え出された概念。「仕事と私生活をバランスよく両立させること」をいう。

従業員が仕事と私生活のバランスを保ち、より充実した社会生活を送れるよう支援するための制度の策定および運用を積極的に行う。

ワーク・ライフ・バランスが提案された背景は、仕事だけでなく、同時に生活が満たされることで、企業活動における個人の生産性や能力が高まり、結果的に会社に多くのメリットをもたらすと考えられる為。

このことから、日本企業で定着している、福利厚生とワーク・ライフ・バランスは異なった位置づけとされる。

* メリット *
(ワーク・ライフ・バランス導入)

上記のように、ワーク・ライフ・バランスを導入することで、企業が収益性を向上させるきっかけとなる。

また、CSR(企業の社会的責任)の遂行という観点からもワーク・ライフ・バランスの導入は有効とされる。


◆お薦め書籍

会社人間が会社をつぶす
―ワーク・ライフ・バランスの提案

私生活が会社を救う?仕事優先、家庭二の次の時代は終わった。アメリカン勝ち組企業では、大切な資源=人材確保のために、福利厚生としてではなく、ビジネス戦略としてワーク・ライフ・バランスを取り入れている。
読書感想
◆関連用語
サブロク協定

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