2002.9.21
ランち新聞  Vol.9

ランちがTVデビュー?

わんこクイズ出演を惜しくも逃す

ランち家でオーディション

 インターネットわんこ界では有名をはせる人気者のランち(2歳)だが、今回はついにTV出演の打診が舞い込んできた。
 在京の某キー局の超メジャーどうぶつ番組の企画で、“ぬいぐるの中に一頭だけ本物のわんこがいるクイズ”でランちを起用したいとの話が持ち上がり、ランち家でそのオーディションが実施された。しかし、普段から落ち着きのないランちにぬいぐるみのようにじっとしていることは不可能で、あえなく落選となった。わざわざ遠路やってきた製作会社の担当の方に申し訳ない、というランち家の尽力でご近所のポメラニアンのミル君(8歳くらい)を紹介したのだが、これまた不合格。あえなくお流れとなったが、あわやというところまでいったビッグな話、ランちの可能性を一同に改めて感じさせたのであった。 

 




きっかけは初夏の駒沢公園での番組制作会社の若いスタッフからのスカウトでした。「日本スピッツですよね、珍しいですね」と声をかけられ、ほんのちょっとということでカメラに撮られたのでした。さりげなくほめられて、カメラに収められて、なんとなく電話番号交換。う〜ん、悪い人じゃないみたいだし・・一連の流れはナンパされてるようでした。
 そうしたら、1ヶ月くらい過ぎて忘れた頃突然電話があって、今考えている企画にお宅のわんこが適役だってんで、彼がわざわざうちへ来ると言う。それってもしかして、もう一度君に会いたいってやつ? 1ヶ月もほったらかしにしておいて何さ、という気持ちは吹っ飛んでいました。
 で、わが家でオーディション。その企画ってのが、わんこのぬいぐるみの間に混じって座って、どれが本物のわんこかクイズ形式で出演者に当てさせる、という内容なんだと。おもしろそう。でも無理だよ〜、カメラの前で10秒もじっとしているのは。そりゃ、私がぬいぐるみのようにかわいいというのは認めるけどね。
 映像を社へ持ち帰って検討します、と言われたけれど、彼の申し訳なさそうな表情がすべてを語っていました。案の定、その次かかってきたのはお別れの電話でした。別のわんこに決めたと・・。でも、出産シーンなら撮りたいだって。ナンパを通り越して、いきなり出産かよー。トホホ、泣けてきました、まったく。

TVデビューへのけわしい道
〜ランち自身が語る〜

駒沢公園でナンパされました
そんなに見つめないで、目が合わせられない

ランち家で本格的オーディション

ミル君もどうしても動いちゃうんだよね