04/2月 |
追悼 |
田中 進君逝去 |
04/4月 |
追悼 |
内野翠苑主逝去 |
04/05/20 |
江戸の植木屋 |
御宿かわせみ |
04/06/09 |
陶芸展 |
陶芸と器と植物 |
04/11/13 |
第59回 |
日本おもと名品展 |
05/03/14 |
第5回萬風展 |
eventおもと業者組合 |
06/01/06 |
追悼 |
吉本 胖氏逝去 |
06/03/05 |
第6回萬風展 |
おもと業者組合イベント |
06/12/2〜3 |
第61回 |
日本おもと名品展イベント |
07/3/3〜4 |
第7回萬風展 |
日本おもと業者組合イベント |
04−2月 追悼 北海道・函館の田中 進君が2月はじめに逝去。
田中君は、中学校からの友人で、卓球・釣り・写真と趣味が同じで、おもと
も私の勧めではじめ、横浜から北海道に転居しても横浜のおもとの会に、そし
て関東の実生会でも理事として一緒に遊ぶ。北海道おもと実生研究会が出来
てからは、会長として活躍していた。
告別の日、彼のお棺の中に、日ごろの愛用品の他に、実親を入れてやりま
した。 天国でまた、実生が楽しめるようにと。 合掌
04−4月 追悼 相模原市のおもと業者内野舜二氏が
4月の末に逝去。
氏は、三光園の栽培主任を経て、相模原に内野翠苑を独立す。
その後、万年青界きっての鑑識眼と信用を得て、長い間おもと界の
有力業者として活躍されました。
趣味者のおもと栽培のサークルとして、万寿会をつくりおもとの
普及にも尽力されました。
ご冥福をお祈り申し上げます。 合掌
江戸の植木市
先日、毎朝、仕事場に行く前に朝のモーニング・コーヒーを飲む喫茶店のママが、
「万年青って江戸時代から、あったんですね。!!」 と言う
「どうして?」
「今、読んでいる小説にでてるんですよ。」
「へエ!! どんな小説?」
「平岩弓枝の御宿かわせみよ。」
「じゃ、ちょっと貸してくれない。読んでみたいから。」
ということで、本を借りた。
御宿かわせみは、NHKで、高島礼子が主人公を演じていて、なかなか人気のある番組だ
そうだ。時代は江戸の太平時代。場所は深川の宿屋かわせみを舞台にした江戸庶民派の
物語である。ほんの2,3箇所ではあるが、ぬき書きしてみましょう。
参詣もそこそこに、お吉は父親の腕から下りた千春の手を
ひいて、あれかこれかと品定めをしている。
で、東吾は長助が気に入ったらしい万年青の鉢物を、
なんとか値引きさせようと躍起になってるのを面白そうに
眺めていた。
中略
「多田薬師の植木市は何日だ」
歩きながら東吾が訊いたのに、
「八日と十二日の筈で・・・・・」
流石に縄張り内のことで、しっかりした返事が戻って来る。
「長助は薬研堀のほうが贔屓なのか」
「万年青はあっちのほうが上等を揃えていますんで・・・・・」
躑躅(つつじ)や楓は多田薬師のほうがいいといった。
「植木屋にも好みがありますようで・・・・・」
後略
御宿かわせみ28 佐助の牡丹 平岩弓枝 文芸文庫より
04−06−09
風兎窯・星野 就久氏の陶芸展 銀座・三越1階(6月8日〜14日) |
陶芸家・星野 就久氏の陶芸展が、東京銀座の三越で開催されている。
陶芸と器と植物の三者を一体にして、鑑賞し、芸術にまで昇華する。そんな山野草の展覧
会で、さすが銀座で、日本一の繁華街には、人で一杯。
12日(土)・13日(日)には、ミニトークショーも行われる。
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焼き〆の植え器 |
植物も星野氏の培養 |
会場の全景 |
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婦人客が多い |
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星野氏 |
おもとに良く合いそうな鉢 |
変わった植え器 |
新百合丘にある、園芸と陶器の店・遊楽の 『涼を呼ぶ夏の暮らし』という催事の中の即売会の
ようで、デパートの入り口という最高の場所。ゆっくりお話しもできないほど、接客に忙しそうで
した。 植え器は、星野氏の造語。 氏は、おもとの実生も熱心で、現代にふさわしいおもと
の鉢を、創作して頂きたいと、お願いしました。
星野氏のHPは、このHPに、風兎窯でリンクしています。
平成16年11月13日・14日 愛知県・蒲郡
主催・社団法人日本おもと協会・主管・三河支部
「みんなでおいでん! おもとのふるさと 三河」のキャッチフレーズのよう
に、往時『徳川家康公に、三河国長沢村の長嶋長兵衛という御方が、三種
の優美な万年青を献上された』という伝えが、万年青の愛玩の始まりとい
われております。
こんな謂われのある三河で日本おもと名品展が開催されました。
会場の蒲郡商工会議所は、テープカットの直後は、人人また人でおもとを
ゆっくり見ることが出来ないほどの混雑でした。
内閣総理大臣賞
(社)日本おもと協会
会
賞 |
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丸山勇平 |
新潟 |
玉姫 |
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文部科学大臣奨励賞 |
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今泉 敬 |
水郷 |
琴治 |
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農林水産大臣賞 |
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鷹見尚彦 |
東海 |
錦麒麟 |
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愛知県知事賞 |
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林 敬一 |
新潟 |
鸞山 |
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愛知県議会議長賞 |
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安達正男 |
茨城 |
聖富貴 |
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岡崎市市長賞 |
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杉本重雄 |
関東 |
聖雲殿 |
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蒲郡市市長賞 |
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野村ツキエ |
三河 |
長春閣 |
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岡崎市市議会議長賞 |
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古沢繁次 |
熊本 |
富国殿 |
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蒲郡市市議議長賞 |
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斎藤勝通 |
三河 |
太陽 |
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岡崎市商工会議所会
頭賞 |
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林 敬一 |
新潟 |
お多福の図 |
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蒲郡市商工会議所会
頭賞 |
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熊谷半一 |
新潟 |
千代田の松 |
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日本おもと業者組合賞 |
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松本喜一 |
近畿 |
吉祥 |
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中日新聞社賞 |
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斎藤 富 |
札幌 |
三光の松 |
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園芸文化協会賞 |
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鷹見尚彦 |
東海 |
新生殿 |
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日本放送出版協会会賞 |
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山下芳彦 |
東京 |
四君子 |
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主婦の友社賞 |
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丸山勇平 |
新潟 |
太陽殿の図 |
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丸大食品賞 |
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清田邦彦 |
熊本 |
外輪山 |
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磐梯広報社賞 |
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新田耕三 |
東海 |
珠光 |
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大渕銀器賞 |
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細井健治 |
坂東 |
竜虎の舞 |
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大日印刷所賞 |
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福島偉人 |
広島 |
波涛 |
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東新住建社賞 |
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野村ツキエ |
三河 |
五万石 |
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実生支部長賞 |
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古沢繁次 |
熊本 |
根岸の松の
図 |
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三河支部長賞 |
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大森 学 |
水郷 |
旭翠 |
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2階の歴史展示室には、貴重なおも
との歴史的資料の数々が展示され
ていました。
伝統のある三河支部の会員と地元の業者の協力があって、盛大
な大会がひらかれました。こんな時でないと、お会いできない久し
ぶりの顔が沢山あり、活気と元気をもらいました。 |
平成17年3月5日・6日
上野グリーンクラブ
「萬風展」は、平成13年3月に第1回が開催されて以来、今年で
第5回となる。
この展示会は、全国35のおもと業者によって組織されている日本
おもと業者組合の主催によるものである。
出品については、業者を経由し、誰でも出品できるというオープンなものになっています。
また、登録品だけでなく、未登録の品種も多数出品され、期待を込めた展示内容になっていま
す。
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積雲 |
314点の出品の中から、10点が萬風賞が選出されました。これは、各業者が登録品5品
種と未登録5品種を選び、無記名で投票しています。
玉姫
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林 敬一
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新潟県
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太楽
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的野泰庸
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福岡県
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武陵
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根本信男
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千葉県
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天翔
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新納 守
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広島県
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国光殿
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草野康行
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福岡県
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延寿
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木村宗武
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福岡県
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暁雲
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徳益文市
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千葉県
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羅紗獅子実
生
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湯本邦雄
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長野県
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美恵錦
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根本信男
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千葉県
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煌
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松井 久
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長野県
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萬風賞 暁雲 徳益文市氏出品・・・・関東おもと実生研究会の会員である
徳益氏のご自分の作出の実生。 実親・大車の自然交配で生える。 |
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延寿 |
国光殿 |
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玉姫 |
轡(くつわ) |
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荒法師 |
双天 |
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蘭奢待 |
楼蘭 |
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太楽 |
斑鳩 |
今回の展示品の中に、古い品種で最近忘れかけてしまったような品種の
名作、力作があり、今、また見直されるものがありました。
国光殿・雪光冠・斑鳩・月宮殿・美恵錦・などが、その品種の良さを、また、
みせて、名作に駄モノ無しでした。
現在、全国的におもとの展示会の大きなものは、日本万年青協会の
毎年、持ち回りで開かれている全国展とこの萬風展の二つがあり、
協会の全国展が、毎年秋に開催され、この萬風展が春に
開かれていて、楽しみなっている。
そして、この萬風展は、協会の会員でなくても出品でき、未登録の
実生の出品が多く、新進の次代に羽ばたくおもとが見られる。
さらに、出品された、おもとが素晴らしい写真帳に印刷されて
展示会に来られなかった人にも見られるし、出品された人には良い
記念帖で残される。業者組合の素晴らしい企画と感心しています。
06-1-6
追悼 吉本 胖氏が逝去されました。
羅紗の名品・楼蘭を作出された横浜の吉本氏が1月6日永眠、享年81歳
吉本氏は関東おもと実生研究会創立以来のメンバーで、楼蘭はご自分で作られた
実親・天賜(大車×大判)に東海錦を交配して作出しました。
楼蘭
ご冥福をお祈りいたします。
平成18年3月4日・5日第6回萬風展が盛大に開催された
出品370点が現在のおもとの人気を反映して
未登録の実生や最近登録されたきまりものが多い
萬風賞12点のうち半分は実生か新しい品種である
しかも、全部が羅紗である
実生会の参考品席のようだ
目についた作品を紹介します
萬風賞 力丸(仮名) 村山峯一
(今年8歳になる実生で、独特のガシ竜がすばらしい)
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萬風賞 太楽 的野泰庸 |
萬風賞 菱山 河村真堂 |
萬風賞
丹山 |
木村 嘉伸 |
羅紗実生 |
館森 純一 |
松籟 |
石山清五郎 |
羅王丸 |
木村 嘉伸 |
菱山 |
河村 真堂 |
羅紗実生 |
熊谷 善幸 |
寿冠 |
村山 峯一 |
鼓堂 |
石山清五郎 |
太楽 |
的野 泰庸 |
力丸 |
村山 峯一 |
花にんき賞 |
羅紗千代田 |
熊谷 善幸 |
自然と野生らん賞 |
円空 |
鷹見 尚彦 |
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自然と野生らん賞 円空
鷹見尚彦
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萬風賞 丹山 木村嘉伸 |
萬風賞 松籟 石山清五郎 |
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萬風賞 鼓堂 石山清五郎 |
萬風賞 羅王丸 木村嘉伸 |
萬風 羅紗実生 熊谷善幸 |
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花にんき賞 羅紗千代田実生 熊谷善幸 |
羅紗千代田実生(仮名豊松) 赤羽安夫 |
古鉢の展示
昨年秋の日本おもと協会の全国展の特別入賞品コーナーを
除けば、薄葉・千代田系・大葉・は出品が少ない。おもと界の
羅紗人気がいよいよ顕著になってきている。
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岳陽 芦田 潔 |
貫雪 今泉 敬 |
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瑞泉 山際幹男 |
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今では3,000円で良い苗木が買える
瑞泉ですが、名作品はすばらしい
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光雲 富田志知郎 |
南海 杉本重雄 |
春の作時期を目前にして、業者の売店席は苗木を物色する人たちで
にぎやか。かなりの売上で業者は、一様にニコニコ顔。。
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聖紀の誉 飯田勝男 |
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外輪山 林 敬一 |
羅紗・・・羅紗・・とおもとの人気を反映している。昔、おもとの
四天王と言われた・千代田の松、晃明殿は一本もなく、天光冠は一本
地球宝もさびしい出品。時代が変われば、人気も変わる。
新種と実生の時代がやってきた。
平成18年12月2・3日
主管 東海支部
ところ ザ・グランドテイアラ 高砂殿
12月3日に会場のスナップだけをとりました。
前日の懇親会などの様子は分かりませんが
駅前の大変便利で立派な会場でした
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内閣総理大臣賞 富国殿 鷹見尚彦 (東海) |
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農林水産大臣賞 根岸の松の図 古沢繁次 |
文部科学大臣賞 力和 林敬一(新潟) |
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愛知県知事賞 舞子 石黒弘二(新潟) |
名古屋市議会議長賞 鸞山 関根将男(茨城) |
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愛知県県議会議長賞 大葉一般
戸来幸吉 (岩手) |
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名古屋商工会議所会頭賞 地球宝
古沢繁次 (熊本)
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中部日本放送賞 珠光 林敬一 (新潟) |
NHK名古屋放送局賞 天元 難波友勝
(山口) |
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日本園芸文化協会賞 玉獅子の虎 小池一誠(静岡)
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一部出品者のメモを忘れたものがありました。
又、まちがえている場合もあるかもしれませんが、短時間で急ぎ書き込みまし
たのでご容赦を願います。
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錦鳳 長沢正博 (神奈川) |
最晃閣 鷹見尚彦 (東海) |
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王朝 安達正男 |
ラシャ人気を反映して展示の三つの部屋は、小さなラシャばかりと
感じる雰囲気でした。特に、大葉の入選と展示の方法など
寂しいものがありました。
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参考品 千代姫 徳永光男 (長野) |
参考品 冠月 丸山勇平 (新潟) |
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新登録 玉藻 徳益文市 (千葉) |
冠松 笠原右光 (長野) |
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新登録 海渡 町田幸男 |
玉楼 西広信夫 (福井) |
帰りの名古屋駅で好物の「赤福」を買う
当日は快晴にめぐまれ、新幹線の窓から初冬の夕日に映える
麗峰富士が美しい姿を見せていた。
平成19年3月3〜4日 第7回萬風展
早いもので萬風展も、今年で7回をかぞえるようになりました。 会場も最近はずっと上野の
グリーンクラブで、やや、相変わらずという印象があるが、おもとの棚入れの最後の季節に
なって業者の売店席もなかなか、にぎやかで活気がある。
春、4月のような暖かい好天にめぐまれ、3日の懇親会は100名ほどの出席があり、大いに
盛り上がったそうだ。
萬風賞
萬風賞
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力和 大野次弘
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寿冠 的野泰庸 |
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萬風賞
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厳武 丸田 亘 |
萬風賞
天元
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西永祐司
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寿冠
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的野泰庸
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盧山
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船越英彦
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厳武
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丸田 亘
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瑛泉
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小林敦子
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楽寿
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斎藤 富
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力和
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大野次弘
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森羅
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寺沢忠孝
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文晁
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清水文夫
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千代田獅
子実生
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小滝勝平
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楽寿 斎藤 富 |
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森羅 寺沢忠孝 |
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文晁 清水文夫 |
千代田獅子実生 小滝勝平 |
萬風展の出品では、未登録の実生でも出品
できるので、まだ本数の少ない新種のものも
飾られる。
現在の実生人気を反映して新しいものが、
みられることも参考になる。
印象に残ったものを少し紹介します
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蘭奢待 奥村博信 |
三光鳳 大平雅庸 |
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姫千代 徳永光男 |
童子 島津快孝 |
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恩賜の松 阿部鉄登美 |
雪国 山際英子 |
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一 一豊実生 森 憲治 |
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聖貴 亀崎雪雄 |
東明殿 三澤利允 |
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舞子 伊東誠吾 |
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豊授楽 今泉 敬 |
良寛 杉山照誠 |
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利根千流 森 憲治 |
縞羅紗実生 高橋忠雄 |
会場で久ぶりに、
静岡の熱心な実生家・福原夫妻と平野さんにも
お会いしました。
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