プロジェクトX−4
〜クリスマスニ日前〜











「怪盗キッドを捕まえろ?!」

クリスマスニ日前。

高木刑事は朝からとんでもないことを聞かされていた。

目暮警部からのクリスマスデートのお誘いは、

こんな内容だった。

「何しろ歳末で人手不足らしいから・・・」

「だから僕も手伝えというのですか?!」

「ちょっと・・・なんで私まで・・・」

隣には佐藤刑事もいる。

二人は目暮警部からの命令で、

明後日のキッド捕獲大作戦のスタッフにされてしまった。

(でも・・・これでクリスマスは佐藤さんと一緒だ・・・)

「あ〜あ、せっかくの非番だったのに」

佐藤刑事はちょうど一昨日、

目暮警部に呼び出された高木刑事をからかっていたのに、

自分までも巻き添えを食らってしまった。





せっかくのクリスマスも二人揃ってお仕事です!!





















一年で一度きりの記念日。
サンタクロースを待つ街で、
聖なる鐘が鳴ると共に
米花駅前のツリーを頂きに参上する。


怪盗キッド






怪盗キッドからの予告状を眺めながら、

中森警部は溜め息をついていた。

いつもと同じような予告状だが、

何かが違うような気がする。

「サンタクロースを待つ街・・・か」

確かにこの街は眠っているようにみえる。

あの駅前のツリーだってほとんど飾りつけもしていない。





「一体何をしでかすつもりなんだ・・・?」





















「何?!」

ちょうどその頃、コナンも驚いていた。

結局終業式には間に合わなかったが、

体調はあれからだいぶ回復し、

こうやって起きていられるようになった。

隣にはいつもの少年探偵団のメンバー勢ぞろいである。

「えぇ、駅前のツリーを盗むそうですよ」

「すげぇーな!あんなのどうやって盗む気だよ?」

(どうやら神様は相当オレ達の対決が見たいらしいな・・・)

「嬉しそうじゃない・・・」

微笑しながら哀が話しかけてきた。

「これなら熱も下がるわけね」

「まぁな」

胸がドキドキしている。

久しぶりのこのスリル感。





「今度こそ絶対、捕まえてみせる!!」