ボードのカスタムオーダー!

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2009-03-01 更新

実際にUNKNOWNのカスタムオーダーをして見ました。カスタムオーダーに興味のある方はぜひお読みください。僕がオーダーしたときの考えを交えて分かりやすく説明します。

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■UNKNOWNのカスタムオーダー

シェイパーに自分の好みや乗り方を正確に伝えるために、ちょっと面倒ですがじっくり考えて決めていきましょう。

1.ライディングスタイル

まず最初にライディングスタイルを選びます。これはいつもプローン(腹ばい)でBBをしているか、またはドロップニー(ひざ立ち)メインなのか、両方ともやるよっていう欲張りさんなのかを選択します。これによってシェイパーはボードの大まかなアウトライン(形)を決めるようです。僕の場合はもちろんプローンメインで選びました。

2.コア素材

次はボード中身、コアの素材とストリンガーの有無です。選択肢は
・DOWコア
・PPコア
・上記の素材にストリンガーを入れる

DOWコアと言うのは昔はBBのコア(中心材)として多く使われていました。特徴は、よくしなり、浮力も強いことです。ただ若干重い素材のためボードが重くなる、そして水をイ吸いやすく、耐久性がPPコアとくらべると落ちます。

PPコアは軽量で耐久性が良い反面、DOW程はしなりません。最近のボードはこのPPコアを使用する物がほとんどです。軽めのボードが好きな場合はこのPPが良いです。耐久性も高くボードも長持ちします。

ストリンガーはボードの強度をUPするカーボンシャフトのこと。DOWの場合はボードの耐久性を上げる意味合いからもストリンガーを内蔵する市販のボードも多いです。PPはもともと堅めなので、ストリンガーを必要とする人はとくに大きい波を攻める体格の良い男性に向いています。

僕の場合、今回はしなりによるコントロールのしやすさとターンのスムーズさからDOWも考えましたが、それよりも軽いボードにして空中技を狙ってみたかったのと、スピードもPPの方が出るので個人的にPPコアを選びました。

3.レール形状

レールの一番出っ張った頂点の位置により
・50/50
・45/55
・40/60
があります。50/50は鋭いターン、40/60は安定性重視で体重のある人もOKということですが、ここは皆さんもかなり悩むところではないでしょうか?通常の体系の方は50/50、体重が重くボードが沈みやすい人は60/40がオススメです。

僕は体格からいっても、そんなに体重は無いので50/50としてオーダーしました。

4.ボトム形状

ノーマル(フラット)か チャンネルをつけるかを考えます。
チャンネルは窪みによってテールへの水流を整える効果があります。結構悩みましたが僕は無しでいきました。これは個人の好みなので自分で決めましょう。ただし、後から出てくるヒップロックと一緒につけるとボードのテールが薄くなりすぎしまうので注意が必要です。

5.テール形状

テールも結構迷いますね。これでボードの特性の大枠が決まります。それぞれの特徴は
クレセントテール(クリップドテール)
もっともスタンダードでバランスの良いテール。お腹の部分がテールに固定されるので安定感があり、レールの入った感覚がつかみやすいテール。初心者の人にもオススメのテール形状です。
フルクレセント
クレセントテールと似ている。違いはボード左右両端までアーチ形状となっているところ。テールの浮力は少し弱まるがレールが深く入る。これも乗りやすいテールの人るです。
スクエアテール
レールが少し短くなる分、レールの感覚はつかみにくいがテールに浮力が出てくるのでテイクオフが早くレールも抜けやすくなる。
ラウンドテール
レールがもっとも短く、抜けやすい為スピン系の技にむいたデザイン。どちらかと言うと上級者向けでしょう。
バットテール
テールの中心に浮力がありレールが短めなのでスピンにむいている。中・上級者向けですが、ヒップロックを付けると乗りやすくなります。

以上まとめるとレールが長いほうが感覚がつかみやすく乗りやすい、逆にテール中央が出っ張るデザインはその分レールが短いので感覚はつかみにくく、前方に乗り込みがちになるのでスピンなどがやりやすくなる。僕は今回はフルクレセントテールを選びました。理由はクイックなターンを目指したいということから自分なりに考えてこれにしました。
ヒップロック
ヒップロックは腰骨の当たるあたりのデッキ面に窪みをつけることで腰のフィット感が増し乗りやすくる効果があります。謀プロの話しでは超オススメのオプションだそうです。僕がオーダーした時はヒップロックはバットテール意外は追加できなかったので付けませんでした。でも今はどのテールにも追加可能になりました。今なら追加したのになあ・・・クレセントテールにヒップロックのボードなんて超レアで見たこと無いボードになったはず・・・

6.ノーズグリップ

デッキのノーズに窪みをつけ手の掛かりをよくする効果があります。 ボディボードは体に余計な力を入れないことが重要、このグリップによって指で無理につかもうとしなくてもボードが押さえやすくなるのでかなりGOOD!僕も 付けて正解と思っています。オススメですぞ!

7.デッキ素材

シールズ素材は標準の素材で耐久性もあります。 ソフトロンは若干表面にザラツキノある素材で厚みがあり柔らかめです。 僕は個人的にソフトロンが好みなのですが今回はオレンジのデッキカラーにしたかったのでシールズにしました。ちなみにレール素材もデッキと同じ物になります。

8.カラー

お好みでカラーを選びます。デッキ部分とレール部分で別々にカラーを選ぶことができます。目立ちたい人はオレンジ、イエロー、レッド等がオススメ!そこに渋くブラックレールと言うのもカッコイイかも?僕は海で見つけやすいようオレンジデッキにレールはライトブルーでオーダーしました。

9.オーダー

分かりにくいかも知れないけど、オーダーには2種類の方法があるんです。
1つはおまかせオーダーこれはunknownのシェイパー「Mr.グレンエドワード」におまかせでボードのシェイプをしてもらう方法。彼の経験と知識で作製してもらう皆さんにもオススメのカスタムボードらしい頼み方です。この場合も基本情報として、あなたの身長・体重などを計測して記入します。またボードの長さ・厚みについてもこだわりがあればサイズを指定することが可能です。
もう一つはカスタムオーダーこれは自分でボードの各部サイズを決めるので、ボードについて詳しい知識や経験ある人や愛用のボードと同じサイズのボードをつくりたい人のための頼み方となっています。
僕の場合は、おまかせでオーダーしました。ボードの長さだけは105cmと指定して厚みに関してはシェイパーまかせです。

10.コメント欄
オーダーする時一番重要ではないかと思われるのがこのシェイパーへのコメント欄です。ここには自分の挑戦したい技やボードに対する要望を書きます。僕が書いたのは「スピード重視でさらにカットバックが鋭くなるボードを希望!」そして「テイクオフ時にノーズを強くおしても水没しにくくなるようにしてほしい」とも書きました。忘れそうなのがマークの位置で、後でリーシュをつける場合を考慮して指定しました。

以上でオーダーは終了しました。あとは出来上がるボードを1ヶ月半(大体このぐらい掛かるそうです)待っていれば忘れた頃に出来あがってきます。完成が待ち遠しいですね。でも待てば待つほど喜びも大きくなると思います。出来てからの楽しい波乗りのことを考えて辛抱しましょう!

僕のボードはオーダーを入れてから、完成して手元に届くまで約1ヶ月とちょっとでした。2ヶ月はかかると予定してたので、思ったよりも早くできてビックリ!ちょうどクリスマスの時期で自分へのプレゼントになりました。やはり自分専用のデザインと思うと愛着もひときわ大きくうれしいものですよ!!クイックな動きを目指していつものボードより3センチ位短くオーダーしたため、他のと並べると見た目がかなり短いぞ〜浮力がちょっと心配!うー早く乗りたいぜ〜

進水式の日。使用した感想は、前のボードで気になっていたノーズの沈みもなく、とっても順調でした。短さの心配も無用でした。この大きさでもシェイプによって沈みにくくなるのだと感心しました。テイクオフやターンも速くて、レールの感覚もつかみやすい。 カラーもオレンジで海でもバッチリ目立ちます!なんとなく自分のレベルも上がった気が・・・

皆さんもボード選びの選択肢の1つにカスタムオーダーも入れてみてはいかがでしょう?カスタムボードで新しい何かがつかめるかも知れませんよ

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