美味しい梅干の作り方その2(2008年)

戸塚 寛
JA1PYP
2007年については材料の梅は3Lしか入手できませんでした。 そこで2008年は生産農家から直接購入しました。 阪田農園です。 http://www.naxnet.or.jp/~sakata57/ 土偏の坂田ではないので注意してください。 こちらをググると坂田の種が出てきます。 今回入手した梅はあまりにすばらしいので写真で紹介しておきます。 作り方は前回のオリジナルを参照してください。
このように赤く熟した実もありました。 この梅は5Lですかね。温州みかんのSサイズと変わらないくらい大きいのもありました。
10Kgが1箱に入っています。同じ配達場所ですと2個口になり送料がお得です。 御近所と纏め買いをすると良いですね。 これが今年の赤紫蘇です。20束買いました。 入手先はいつもの埼玉中央卸市場にある「船輝」です。 1束110円でした。写真は10束を処理した後の残りです。 大変な量です。
丁寧に葉を毟ります。この作業が梅漬けで一番時間が掛かります。 水洗いまで完了した紫蘇がスーパで350円ぐらいで売っていますが 20kgの梅干を真っ赤に染めるのは幾ら掛かるのでしょう。 3回水洗いして泥を良く落とし干しているところ。直径1m以上の笊に溢れんばかりです。
塩を振って灰汁を出し紫蘇団子にしたところ。これも手間と力が要ります。 今回発見したこと。この紫蘇の灰汁抜き作業に用いる塩は天然塩でなく、 細かい粒子の食卓塩の方がはるかに効率的で塩の量も少なくなることが判りました。 この紫蘇団子をビニール袋に入れて冷蔵庫で保存し 梅漬けの水が上がった1週間後に使用します。 紫蘇の処理は土曜日に行い、充分熟した梅は日曜日に漬けました。
梅の処理は蔕取りから始めます。左は使用する竹串です。包丁で鉛筆削りの要領で先を尖らせておきます。
最後に塩をかぶせる前の状態です。4Lは昨年より隙間が多いので盛り上がって見えます。
1週間毎日よく樽を揺るって黴ない様に養生します。 ここで一旦梅酢を別の空き樽に移し紫蘇団子を ほぐしながら入れてさらに絞り充分梅酢を発色させます。 樽に梅酢を戻し重石を半分にして1週間後が上記の写真です。 今年も大成功ですね。 毎日揺するためにリビングルームにおいていたのですが 暑くなるので階下の納戸に引越しします。
 
美味しい梅干の作り方その1
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