ランちのホームページが、“ランち＠ほ〜む”となって再スタートした。多くのファンを魅了してきた旧ホームページは、1年半を超える歴史に終止符を打った。全面刷新は、2001年6月にランちがインターネット界に登場して以来初めて。
作成のランちパパは今回の大改革の狙いを“日本の未曾有のデフレに対処するため”と語った。
今回の突然の模様替えに対して、ファンの間では戸惑いの声も聞かれる。東京の女性（３０）は、“最近のホームページは表面の造りこみに凝っているだけのものが多い。その点“ランち・・”はシンプルな中に深い味わいがあった”と懐かしむ。
一方、今後のホームページの展開に期待をする向きも多い。“あのいたずら犬はちょっとやそっとではおさまるわけないでしょう。今後も話題を提供してくれるのでは”（神奈川（３７））という声も。
いずれにしても、今回のHP改訂の成否は、ランちのこれからの生きざまにかかっているといえそうだ。
羊頭狗肉とはまさにこのことであろう。ランちのホームページは表向き刷新されたように見えるが、中身はこれまでの内容をほとんど受け継いでいる。これでは、おいしい羊の肉と見せかけて、まずい犬の肉を売るという中国の故事そのままである。使用しているHP作成ソフトがフロントページからホームページビルダーに変わろうがどうしようが、われわれ国民には無関係なのである。こういう犬だましを過大に評価してはならない。
これからのこのHPに求められるのは、もっと頻繁に更新して新たな内容を盛り込む、掲示板を整備するなどといったファンの要望に真摯に応えることであろう。
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