2004年2月28日、中国北京市で初QRVを行いました。
最近北京に出張で来る機会が多くなり、何とか北京で運用できないか、と考えていたところ、北京HAM同好会、を発見。コンタクトしたところ、中国における運用許可は比較的簡単に入手できる、との貴重な情報を得ました。
会長のJA7LRAさんのご好意に甘え、運用許可の入手からゲスト運用の実現まで経験できました。北京HAM同好会の皆さん、ありがとうございました。謝謝
 

中国での外国人によるアマチュア無線運用には、まずCRSA (Chinese Radio Sports Association)による中国国内の運用許可を得て、次に当地のクラブ局に予約をしてゲスト運用を行います。フォックスハンティング、オリエンテーリングなども指導するのでスポーツ、という言葉が入っているそうです。

日本の従事者免許証と局の免許状、パスポート、ビザのコピー、写真とJARLにより用意された申請書を持って2月27日にCRSAの事務所を訪問、運用許可の申請を行いました。待つこと、およそ15分から20分。その間、事務所の方と雑談をしながら、QSLカードの仕分け作業などを見学していると、ラミネートされた運用許可書を無事受け取ることが出来ました。40元の手数料が必要です。

目出度く入手できた運用許可書。2年間有効でした。

 
2月28日当日、12時15分に北京市某所(デパート入り口です)で待ち合わせ、タクシーで今回運用を予約しているBY1BJ(北京市のクラブ局)の設置されている第八十八中学に向かいました。予約は1時からの予定だったのですが、担当者との連絡ミスのせいか1時半頃まで話し好きの門番さんと雑談をしたり(雑談をしたのは私ではありません、同行のJA7LRAさんとJH1TEBさんです)学校の様子を見学しながらしばらく待っていると、担当の周さんが鍵を持って来てくれました。
 
 
ドアのサイン(業余とは業務の余、でアマチュア)と屋上のトライバンドのアンテナ
BY1BJは校舎の3階に設置されていました。リグはFT757とオートアンテナチューナ。FT757はJA1PTOが以前使用していた機械です。FT747とリニアアンプなどもありましたが外されていて、しばらく使われた様子がありません。
 

期待してリグの電源を入れ、アンテナを日本方向けたのですがあまり聞こえません。当日のコンディションは決して良くありませんでした。最初のQSOはJH1TEBさんによる香港局。ようやく日本の局ともQSO出来始めましたが、QSBが強く、59で聞こえていた、と思った次の瞬間にはノイズの下に埋もれる、といった状況が最後まで続きました。それでも一時はたくさんのJAの方に呼んでいただきました。ありがとうございました。

 
当日は4時間の運用で、JA7LRAさんが50数局、JH1TEBさんと私が各々30局程度で合計120局といったところ。当日QSOしていただいたJAの皆さん、北京初QRVで下手な運用でしたがQSOありがとうございました。
 
運用中のJA7LRAさん              左からJA1PTO、JA7LRA、JH1TEB
 
出張の身でありながら北京での運用を可能にしていただいたJA7LRAさん、JH1TEBさんに再度の謝謝!
   
BY1BJのトップページ  
JA1PTOのトップページ