ダンサー・イン・ザ・ダーク
徐々に目が見えなくなっているセルマは
心を寄せている男ジェフを思いながら徐々に心を空にしていく。
遠くからだんだん近づいてくる列車の一定のリズムの音が
セルマの心の中で音楽へ変わっていく。
そして宴は始まった。
音楽はやがてミュージカルへなり、すべての人が踊りだすのだ。
一見ドキュメンタリー映画のように始まる映画である。
徐々に目が見えなくなっていく先天性の病気を持つセルマ。
彼女には息子がいた。その息子もまた、セルマと同じ病気でいずれ盲目になってしまうのだ。
セルマは息子だけには同じ目にあわせたくないと、
手術代を稼ぐために必死で働くのだ。
そんな彼女の趣味はミュージカルであった。
働きながらミュージカルをし、息子と仲良く暮らすセルマ。
だが、その幸せは長く続かなかった。
彼女の家としてトレーラーハウスを貸している隣人で警官がいた。
だが、警官は金に困りセルマが貯めている金を盗んでしまうのだ。
セルマはもうすでに目が見えなくなっていることを知っていたことを利用し、
金を盗んだのだった。
金を返してほしいと懇願するセルマに対し盗っていないと主張する警官。
もみ合ううちにセルマは警官を殺してしまう。
逮捕されたセルマは裁判をすることになるのだが・・・。