〜ソウルレポ!〜
(長いですよ(笑))

  <6/19(木)>(ファンサイトに投稿したものです)

 こんにちは、須藤@ソウルです。ホテルの部屋にPCが設置してありまして、ネットつなぎ放題!ということなので、ソウルから書き込みしております。(自分のPCでやってるワケぢゃないので、HPの更新もできないしメールも見られないんで)
 さて、昨日の一日などレポしてみますか。
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 当然のように徹夜をした僕は、早朝6時過ぎに自宅を出発、横浜駅から成田エクスプレスで成田空港に向かいました。成田空港に足を踏み入れるのは、実は99年の韓国公演の時以来!21世紀初(笑)なんですな。あまりに久しぶりだったので空港内をしばらくブラブラ。ま、特に見るものがあったワケでもないので、わりとすぐ出国手続きへ。いつの間にか「出国カード」と「空港使用料」がいらなくなってて、4年の歳月をちょっとだけ感じました(笑)。
 11時初のANA便で韓国・仁川(インチョン)空港へ。機内では久々にノンビリと映画など見ていたんだけど、半ばにして「着陸体勢に入りますので終了します」のアナウンス(笑)。飛行時間2時間だからなぁ。しょーがないか。結構「これから」って時に終わっちゃって残念だったけど。
 降り立った仁川空港は新しい国際空港。ムチャクチャきれいで広くてちょっと感動。さっそくトイレ使わせてもらいました(笑)。お迎えの車でソウルへ。距離にして60キロぐらいあったから、ちょうど成田から東京までって感じのドライブ。高速走ってる間は快適だったけど、降りたとたんに大渋滞。この辺の問題は4年前とあんまり変わってないみたいです。
 ホテルについてちょっと休憩した後、本日のプロモーション開始っ!ホテルのラウンジで新聞とテレビ2発をそれぞれ約1時間ずつ。そのあとはFM局に行って生番組に出演。4年前の時にもプロモーションでお世話になった番組で、パーソナリティの方も僕らのこと覚えててくださいました。結構安藤さんと似てる方なのです(笑)。夜8時過ぎに本日のプロモーションは終了。
 夜は宮廷料理をいただいて、ホテルのラウンジで軽く飲み。おかしいなぁ、昨夜徹夜したハズなのに眠くない・・・。ということでスタッフさんを無理矢理誘って街に飲みに行ってしまいました(笑)。
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 とまぁ、こんな感じのソウル初日でございました。初日からちょっと飛ばしすぎ?(笑)
 今日はこの時間(投稿時間:3:30pm)までお休みで、この後またプロモーションに行ってまいります。昨日は安藤さんと2人だったけど、今日からはあとの3人も合流します。ではでは、行ってきま〜す!

  <6/21(土)>(ファンサイトに投稿したものです)

 どもども、須藤@ソウル3日目(の夜中)でございます(投稿時間:3:30am)。
 初日から続いてたプロモーションも夕方で全スケジュールを終了。あとは、明日のリハーサルとあさっての本番を残すのみとなりましたっ。この1週間ベースに全く触ってないので、明日ちゃんと弾けるか結構心配だったりして(汗)。でも、逆にしばらくぶりで音を出せるのがすごい楽しみだったりもしてます。まぁ、あしたの「リハ」は「リハーサル」の「リハ」じゃなくて「リハビリテーション」の「リハ」ってコトで(笑)。
 そうそう、プロモーションが終わって食事に行って、ホテルに戻ってからホテル内のバーで何人かで飲んだんだけど、そこにピアノがあって和泉さんが1曲弾いてくれて。いやぁ、気持ち良かったっす。贅沢な一時って感じ。いーでしょー。
 ではでは。多分こっちに滞在中にもう1回ぐらい書き込みしちゃいそうです。んじゃ、またねー。(^o^)/‾‾‾
 (そんなワケで「滞在中にもう一回ぐらい書き込み」はできませんでした(笑)。)

  <6/21(土)>

 ホテルを出発して市内の「韓国風しゃぶしゃぶ」のお店(美味っ!)で昼食を取った後、郊外へ車で30分ぐらい走ってリハーサル会場へ。とあるレコーディングスタジオの大きなブースに全員で入って行いました。いやぁ、やっぱり「リハビリ」の「リハ」でしたねぇ(笑)。さすがに1週間弾いてないと「この手誰の手?」状態になってて。サウンドチェックしてる間とか、思うように指が動かないのが歯がゆかったです。その日の夜には機材を会場に仕込みに行かないといけないのであんまり遅くまではできないということで、とりあえずコンサートのメニューを1回通して終わり。まぁ、「リハビリ」は最初から急にやりすぎてもダメなんで(笑)。
 夕食はこの旅初めての焼肉!「大型ガーデン焼肉レストラン」な感じのお店のVIPルームみたいなトコでした。お肉もさることながら、そこで出て来たキムチが美味しくて。たぶん過去最高に美味しかったです。
 ホテルに戻ってラウンジで和泉・則竹・河野の3氏と一杯(また飲んでんのかよ(笑))。スクェアのこと・音楽のこと・プライベートなこと、結構色んな話をしましたなぁ。基本的に、この4人はそれぞれが独立した活動をしている中で今回のスクェアに関わっているワケで、そういった意味でも色々興味深い話ができたな、と。で「部屋に戻ったらハングルMCを特打ちしよう!」と思っていたんだけど、あえなく撃沈してしまいましたとさ(笑)。

  <6/22(日)>

 朝10時に起床予定だったのに、昨晩早々に撃沈したのとMCのことが気にかかってたのとで、朝8:30には目が覚めまして。11時のホテル出発まで時間があるので、ゆうべできなかったMCの足りない部分の作成と喋りの練習を始めてみたものの・・・ん〜、覚えられない(笑)。前回99年のソウル公演の時には、滞在中ずっと特打ちしてたからほぼ覚えられたんだけど。油断したなぁ。かなり不安だぞ(笑)。ちなみに韓国語は、前回公演の前にNHKラジオのハングル語講座で勉強したので、ハングル文字は読めるし発音もそれなりに練習したのです。ただ、会話できるトコまでは行ってないし、書いてあっても意味が分かんなかったりするんだけど(笑)。MCは自分で辞書やラジオ講座のテキストを見ながら作って、現地の人に添削して直してもらいました。
 コンサート会場は前回と同じアートセンター。クラシックの公演が基本な感じのホール(東京のサントリーホールみたいなもんです。行ったことないけど(笑))。会場に着いたもののスタッフ側の準備が遅れているとのこと。海外でのそういった準備は、現地のスタッフとのコミュニケーションがうまく取れなかったり、日本とやり方が違ったりして、なかなかスムーズにコトが運ばないようで、ツアーを一緒に廻って来たスタッフさん達もかなりピリピリしてて。僕はというと、MCの練習をしてるんだけど喋ることがスムーズに口から出て来なくてちょっとイライラ。結局カンペを作る方向にしつつ「お待たせしました、リハ−サルでぇす」の呼び出しでステージへ。やっぱり昨日の「リハビリ」は正解だったみたい(当初、前日のリハは予定になかったからね)。指の調子はバッチリ。リハーサル終了後MCの練習をするんだけど、やっぱりつまってしまう所が何ケ所かあって。だんだん「ま、なんとかなるか」モードに(笑)。
 16時すぎ、いよいよ1回目のステージがスタート。最初のTruthが流れ出した時のものすごい歓声と拍手!舞台袖で待機してた僕ら、いやがおうにも気合が入ります。ステージに飛び出すとまたまた歓声に包まれて、ちょっと武者震い。最初のメドレーの「All About You」から演奏が始まる。ん?お客さん座ったままだ。もしかして「立ち上がらないように」とか、何かお達しでもあったのかな?でも歓声と手拍子はやっぱりものすごいし、座ったままでも「腕振り上げ」やってくれてるし。反応に手ごたえがあるから、こっちとしても気分は盛り上がるってぇもんです。・・・最初のMCの後の「Sunnyside Cruise」が始まった時の歓声は嬉しかったなぁ。なんでも韓国のファンサイトでスクェアの曲の人気投票ってのがあって、一番人気がこの曲だった(嬉)ってコトでソウル公演のメニューに入れたのです。オリジナルは本田君時代なんだけど、伊東さんが吹くこの曲もなかなかヨイです。・・・やって来ました、懸案のMC。「なんとか」なりませんでした(苦笑)。いやはやメロメロだったなぁ。カンペは一行繰り返して読んじゃうし、読み間違えるし。しどろもどろになりながらも、なんとかお客さんには伝わったみたいなのでヨシとして。・・・さてさて自由行動の時間(笑)。最初にステージから降りる瞬間、一瞬ビビってしまって(笑)。最初の一歩を踏み出すのに結構な根性が要りました。客席に入っちまえばいつもと同じなんですけどね。ただ、歓声がものすごくて則ちゃんのドラムと自分の弾いてることが聞こえなくなりそうになったのには参った(笑)。・・・アンコールの1曲目は、韓国で人気の「All In」という曲を演奏。テレビドラマの主題曲で、主演の俳優さんがこの歌を歌って大ヒットした曲なんだそうです。僕らの演奏に合わせて口ずさんでるお客さんもいらっしゃいましたねぇ。・・・そして最後の曲も終わり、大歓声に送られて1回目のステージは終了。
 約2時間のインターバル、食事をしたり、またMCを練習したりして過ごす。そして20時すぎ、再びステージ袖へ。またTruthが流れて大歓声。1回目よりさらに凄い歓声で、またもや気合が入る。ステージに飛び出すと、さらに歓声のボリュームはアップ!そして1曲めが始まると、なんとお客さんは総立ち状態!なぁんだ、別に「お達し」なんかなかったんじゃん(笑)。・・・「Sunnyside Cruise」が終わったトコで、僕は何を勘違いしたか「次はデュオ」って思い込んで、ベースからケーブルを抜いちゃったんだな。則ちゃんは「Big City」のカウント出しながら「あ、ストちゃんのケーブル抜けてブラブラしてる」って思ったらしいんだけど後の祭り、曲は始まってしまって。一瞬「えっ?」って思った直後に「あ"っ!」と気がついたので、開き直って4小節お休みしちゃいました(笑)。そこから入った方がキリが良かったからね。いやぁ、失敬失敬。・・・さてやって来ました、懸案のMC。インターバルでの特打ちの甲斐があったのか、今回は多少スムーズに喋れたかも。曲名間違えた時に言っちゃった「違う!」、やっぱしとっさに出てくるのは日本語なんですわなぁ(笑)。1回目もそうだったけど、河野君の紹介でメンバーにも劣らない拍手が来たのは嬉しかったなぁ。あと、日本語自前テロップ(笑)と日本でテレビやPCで見てる人向けの呼び掛け、実は会場の韓国の人にはどうなんだろうってちょっと不安だったんだけど、なんか笑って見ててくれたから一安心しました。・・・さてさて、自由行動。はっきり言って身の危険(笑)を少しだけ感じました。だって通路がなくなってるんだもの(笑)。あの熱狂してる人ごみの中に突入してくのは、かなり勇気が要りましたぞ。あと、構わず触ってくるんだよね。ポジション見つけて、椅子の上に上がって弾いてる分には良いんだけど、お客さんの中を移動してる時、一応弾きながら移動してるのに、構わず腕をつかむんだわ。仕事の邪魔すんじゃねぇ、って感じ(笑)。なので、演奏がブチブチ途切れてたのは、腕つかまれて演奏不能になってた時なのです。ちなみに則ちゃんは「うわ、まだあんなトコにいるよぅ。この後はドラムソロだよぅ。」って思ってたそうです。長くなってゴメンね、則ちゃん(笑)。なにしろ、お客さんをかき分けてくれた警備の方とマネージャーの金森君に感謝。誰もサポートしてくれなかったら、間違いなくステージに復帰できてなかったと思います。・・・アンコールの韓国の曲、もしかして歌ってくれないかなぁって思って、前の方の人に「歌ってよ」ってジェスチャーしてみたのね。そしたらサビで大合唱になってたでしょ。感動したなぁ。気持ち良かった。あと、最後の「Twilight In Upperwest」の時にペンライトが振られてて。感動しながらも「みんな準備いいなぁ」なんて思ってたんだけど、後で聞いたらあれ、携帯電話の画面だったんだってね。コンサートの時は電源切っとかないとダメじゃん(笑)。ま、マナーモードになってりゃいいのか。そんなこんなでコンサート終了。メンバーもスタッフも、みんなの顔に満足感が漂ってました。
 打ち上げ会場はメンバーもスタッフ有志もみんな集まって、またまた焼肉屋さん。しかも昨日とは打って変わって、ホテルの近くのかなり庶民的なお店。でもやっぱりかなり美味しかったぁ。そして僕はというと、MCのプレッシャーから解放されたのとコンサートの興奮が残っていたのとで、思いっきり飲み上げてしまって、かなりグルングルンになってました。ビールに焼酎にSony Koreaの社長さん差し入れの山葡萄のワイン・・・チャンポンはイカンですなぁ、やっぱ。結局打ち上げの最後まではいられず、スタッフさん数名と共に3:30頃撤退いたしました。ちなみに打ち上げ自体は5時頃までやってたそうです(笑)。