栽培方法

野菜はその種類によっていろいろな栽培方法があります。
ここでは、主な野菜の栽培方法を紹介します。

マルチング
夏野菜の植え付け時期(4月)はまだ冷え込む日があります。苗は植え付けたあと早く根を張らせて活着させる必要があります。
 そのために、1〜2週間前にビニールで植え付けする畝(うね)を覆って、地温を上げておきます。こうすると苗が土に早くなじんで根が順調に伸びるわけです。
 

マルチング作業

マルチング作業

トンネル
キュウリ、トマト、ナス、ピーマンは、植え付けした後、保温のため畝を覆うようにビニールをかぶせます。これをトンネルといいます。支柱立て作業するまでこの状態で生育させます。

トンネル

支柱立て・誘引
 5月になると支柱を立てて枝を誘引します。
うちの農園では
  キュウリは4本仕立て
  トマトは1本仕立て
  ナスは4本仕立て
  ピーマンは4本仕立て

で栽培しています。

支柱たて(キュウリ)

キュウリの支柱立て

夏野菜

プラグトレイに種まき
 スイートコーン、枝豆、インゲンはプラグトレイに種まきします。トレイの窪みにひとつずつ種を入れていきます。
 こうすると畑に直接たねをまくよりもたねの節約になります。
 適当な大きさに生長したら畑に移植します。
豆類のたねまき

わら敷き
 6月になると気温も湿度も上がってきます。そこでキュウリ、ナス、ピーマン、トマトの畝(うね)に
稲わらを敷きます。
 これは地表面の温度の異常な上昇を防ぎ、根を
高温から守るためです。


わら敷き

豆類のプラグトレイへたねまき

キュウリなどの畝にわら敷き

だいこんの種まき
 缶コーヒーなどの底で丸く窪みをつけます。
そこにダイコンのたねを4粒対角線になるようにまいていきます。
 最終的には3本を間引いて1本にしますが、たねの間隔を均等にしておくと間引きもしやすいのです。
 白菜も同じようにまきます。

秋冬野菜

だいこんのたねまき

ダイコンの種まき

キャベツなどの植え付け
 キャベツ、ブロッコリー、カリフラワーは、鍬で畝を作って植え付けします。
 水はけを良くして根が腐ったりしないようにするためです。
 鍬使いの「技」が試される作業です。

キャベツなどの定植

キャベツなどの植え付け

葉ものの種まきは「ごんべい」で
 小松菜やほうれん草などの「葉もの」のたねは小さくて一粒ずつ種まきするのは大変です。
当農園では「たねまきごんべい」という道具を使って種をまいています。
 均等にまっすぐ蒔けるので便利です。




「たねまきごんべい」で小松菜の種まき

トップページに戻る