◆ 解 答 ◆
Aがロハス
◆ 解 説 ◆
ロハスというと「健康」「ボランティア」「スローライフ」といった穏やかなキーワードを連想します。ですから「みんなで仲良く平和な時代」と同義だと思いがちです。しかしそこにロハス思考の落とし穴があります。
ロハスを日本語で表現すると、「健康で持続可能なライフスタイル」となります。ここで考えるべきは、ライフスタイルを決めるのは個人の意思ということです。個人の意思に基づいたライフスタイルであるなら、それは健康的であり持続可能なものになります。逆に言えば、大勢に流されて行動するようなライフスタイルは健康的とは言えません。
例えば「スローフードレストラン」に行って食事をすることがロハスと表現されます。しかしロハスなのは「スローフードレストラン」ではなく、「スローフードレストランを選択する意思」にあります。「スローフードムーブメント」は「ファストフード」に対するアンチテーゼです。「忙しい一日のなかで、せめて食事くらいは、ゆったりとした時間をかけて過ごしたい」という意思が「スローフードレストラン」を選択するのです。「スローフードレストラン」が流行っているからいくというのはロハスではありません。
世の中は情報の洪水です。沢山ある情報の中から取捨選択し、最適なライフスタイルを自分の意思で決定します。それがロハス思考のキーポイントです。
「個人の意思で勝手に決められたら、世の中のまとまりが無くなって荒れてしまうのではないか?」と懸念する人もいるかもしれません。しかし人間は自分本位ですが、同時に社会性を考える動物です。ロハスはそんな人間の持つ社会性を信じ、活かしていこうとする思想なのです。
◆ 参 考 ◆
7つの習慣 最優先事項―「人生の選択」と時間の原則
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