低公害車


大気汚染物質の排出が少なく、環境への負荷が少ない自動車。
◆低公害車の分類
[出典]

改訂版 環境社会検定試験eco検定公式テキスト

電気自動車
バッテリーからの電気でモーターを動かして走る。
◆長所
・走行中に排ガスが出ない。
・騒音が小さく振動が少ない。
◆短所
・車体、交換バッテリーの価格が高い。
・いち充電あたりの走行距離が短い。

ハイブリッド車
エンジンと電動モータの2つの動力を切り替えて走る。
◆長所
・燃費向上に効果がある。
・排気ガスを削減出来る。
・既存インフラを利用出来る。
◆短所
・車体価格が既存車の1.04から1.7倍。
・バッテリーの交換が必要。

天然ガス自動車
ガソリンや軽油の代わりに、天然ガスを燃料にする。
◆長所
・窒素酸化物をディーゼル車の10〜30%に抑制出来る。
・粒子状物質が排出されない。
◆短所
・車体価格が既存車の1.4から2倍。
・いち充電あたりの走行距離が短い。
・タンクの容積が大きく重たい。
・燃料供給施設が少ない。

メタノール自動車
ガソリンや軽油の代わりに、メタノールを燃料にする。
◆長所
・粒子状物質が排出されない。
・窒素酸化物をディーゼル車の50%に抑制出来る。
◆短所
・車体価格が既存車の2倍。
・低音時のスタート性能に問題。
・燃料供給施設が少ない。
・燃料に毒性がある。

ディーゼル代替LPガス車
液化石油ガスを燃焼させて走る。
◆長所
・粒子状物質が排出されない。
・窒素酸化物をディーゼル車の10〜30%に抑制出来る。
◆短所
・車体価格が既存車の1.1から2倍。
・燃料供給施設が少ない。
・石油代替の効果はない。

◆お薦め書籍
図解 エコフレンドリーカー―低燃費・低公害エンジン車、電気自動車、ハイブリッドカーから次世代FCEVまで
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