◆妻の読感◆
ずーっと ずっと だいすきだよ
ハンス ウィルヘルム(著)
価格:\1,050(税込)
評価:★★★★★
母に「とってもいいから読んでみて」と言われた絵本を買った。「ず〜っとずっとだいすきだよ」
今日のチビは、少し風邪をひいたみたいで熱が8度。病院に行って薬をもらってきた。明日熱が高くなったら、インフルエンザの可能性があるか調べるためにまた病院に行かなくてはいけない。昨日、幼稚園の制服の採寸があって、室内は熱気に包まれて、むしろ暑いくらいだったけど、下着一枚で何度も脱ぎ着をさせられ、疲れたに違いない。う〜かわいそう・・・・。病気の時って、本当にかわいそうでいとおしい。今日の寝る前の読み聞かせは、この母にすすめられた絵本だぁ。
夜ベットにこの絵本をもっていった。チビは横にごろんとなって聞いている。読んでいくにつれ・・・・・・ううう〜
読みきかせをしながら本気で泣いたのははじめだ。可愛がっていた僕の犬が死んでいくお話。すごくいい・・すごくいいけど、つらすぎるぅぅ〜と、ほとんど涙と鼻をかむのに忙しかった私がふと横を見ると、チビは薬のせいかいつのまにかあっという間に寝ていた。いつからだ?
「ず〜っとずっとすきだよ」と思いながら、ベットを後にした。でも、あまりにも寂しい話、しかもチビは病気の状態。読んでから、なんとなく気分が晴れない。かなしすぎる。どんな人とも動物とも物とも出会ったからには必ず別れがあって、それは仕方のないことだけど、さみしい〜、この絵本もう読めない〜っっと、旦那に訴えた。
そうすると、旦那が昔話をしてくれた。旦那が幼稚園の頃、「死ぬこと」に関しておびえた時期があったそうだ。「どうしてみんな死んじゃうの?」とお母さんに聞いたら、「●●ヤ(主人の名前)、死ぬことだけが人間に平等に与えられた権利なのよ。そんなつまらないこと考えないで、今を楽しく生きなさい」と言われたそうだ。さすが義母だ・・・。私はそう聞かれたとき、なんて答えるだろう。とにかく、ママは長生きするわよ〜とこぶしを振り上げるか?
それで笑って少しだけ気分は晴れたけど、やっぱりチビが病気なのでそう軽くもならない。明日は治ってるといいなぁ。
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