私達親子のホームステイはカナダから始まりました。
バンクーバーに到着後、直ぐにホストファミリーの所には行かず、
ホテルで時差ボケや疲れを取りました。
そして、いざ!ホームステイ先へ!緊張です。
「どんな人達なんだろ〜」という期待半分、不安半分でした。
結果は父はカナダ育ちの香港系、母はローマ出身のイタリア人、
12歳の息子さんの3人家族です。
翌日からは留学生用のサマーキャンプのスタートです。
またまた親子で緊張!!
このキャンプは朝9:00〜16:00迄、午前中はESLの授業、
午後は外遊び中心のアクティビティです。
8歳の息子の英語力は? う〜ん・・・^^;という感じです。
しかし、私の心配を余所に本人は初日から楽しかったようで
皆勤賞を貰うんだー!と、張り切りモードでした。
(結果4週間皆勤でしたがカナダには皆勤賞というものは
存在しなかったようです・・・)
ホームステイ先の息子さんはとっても優しい良い子でした。
子供同士、ステイ開始翌日から仲良しになりました。
言葉の不自由はありましたが、なんとな〜く意思の疎通が
出来ていたようです。
(12歳の息子さんの忍耐のお陰だったと思いますが・・・)
正直、こちらのお宅は綺麗ではなく、私には不快的でした。
ステイ開始から5泊後に、息子は「後23泊しかない」と、
涙ぐみました。私は「まだ23泊もあるじゃない!」と思って
いたのでビックリでした。
ふとっ何故、息子はそんな事を言うのだろう?っと思い始め
改めて、ホスト自信に目を向けてみました。
そしたら、一日でホストがとても良い人達だったと分かりました。
ホストを好きになったら、家がどうのこうのという事は全く気に
ならなくなりました。
この事は、外観にだけに目がいき、不快と思い受け入れられ
無かった私の駄目な部分を、
8歳の息子に教えられた情けな〜い出来事でした。
そしてあっという間に4週間が過ぎ、別れの時が来ました。
感謝の気持ちと、別れる事が寂しく涙が出ました。
この先、会えるか、会えないかも分かりませんが良い体験と、
思い出が息子の中に残ったことは間違いないと確信しました。
別れは寂しい、でも出会いのないのはもっと寂しい!
・・・それから10ヶ月後
なんとホストファミリー一家が日本に来ました。
東京タワーや浅草、ユネッサン等に行き、数日間日本で一緒
に過ごしました。
この機会は息子にとっては、自分の国を紹介出来る、
とても良いチャンスだったようです。
カナダでお世話になった分、お返しをする事への喜びもあり、
良い社会勉強になりました。
息子にとって、カナダ=カナダで出会った人達や、
サマーキャンプです。
カナダと英語への印象は今も良いです。
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