MY DUCATI 996

DUCATI 996(2000)モノポスト,DUCATI社の スーパーバイクモデル

乾燥重量198kg、排気量996cc、最大軸出力112HP/8,500rpm、最高速度260km/h、

その姿から走る芸術品と言われ世界的に評価されている。

 

Impression

ポジション

まずマシンに跨ってみると地面の上に頭があると錯覚するほど前傾しているポジション、

確かにスーパーバイクと思わせる、 しかし今までレプリカに乗っていたライダーなら直ぐに慣れる、

ポジション自体はスリムでコンパクト、特にこのスリムさは4気筒では味わえない、

これだけでも996を選ぶ理由になる。

 

エンジン

フラットな特性のエンジン、確かにある程度回せば力もあるが、

高回転は国産マルチのようには伸びない(打ち止めが早い)、

トルクはある(要するに太くて短い)、低速トルクは無く粘りも無い、

コーナーではこの特性を活かした走りをする必要がある。

 

車体

すべてを車体中央上部に集め詰めている感じがする、

他のバイクがボディビルダーの体なら996は無駄な脂肪や筋肉の無いアスリートの体、

200km/h以上で走ってもどこも緩む感じはしない

しかし 安定感がある訳でもない(フレームは安定しているが車体は安定していない)、

おそらく曲がることしか考えてないのだろう、

100km/hで走ろうが200km/hで走ろうが996に“オレはいつでも曲がれる”

と言われてる気がする。

 

足回り

サスは硬質でタイト、勝手に仕事をしない

しかし 頼んだ仕事はしっかりしてくれる。

基本設計は高荷重設定、セッティングしだいで変わる(前後のバランスが大事)、

やっこめの方が乗りやすいがタイトの方が走りやすい、

前後ともグレードの高いパーツを使っているため良く出来ている。

ブレーキは前後ともbrembo、フロントはキャスティング、

リアはカニ、リヤは効かない、効かせない設定、

フロントはbremboの良いパッドが付いているらしいが思ったほどは効かない

(昔、bremboのセールスがbremboのパッドは握力で効かす)

と言ったのを思い出した。

 

市街地

エンジンは低速トルクも粘りも無いギヤも高い、

ポジションも腰高で重心も高い、信号が多いと水温もすぐに上がる、

60km/h以下で走ることを考えては造られてはない、

また近所の交差点を曲がるだけで感じる安定感の無さ

その安定感の無さがLツインの武器だが街ち乗りには向かない、

しかしスリムな為すり抜けはしやすい。

 

高速

ゆっくり淡々と走るのには向いていない、

退屈で腰は痛くなる手は振動で痺れてくる、

かと言ってそれなりの速度でメリハリを付けて走ると

退屈はしないが今度は疲れる、どっちにしても向いていない、

 

ワインディング

ワインディングでの996はオーバークオリティ

日本の峠は狭すぎると言いたげに走る、

しかしそれを割り引いても996は官能的な走りをする、

ブレーキングしてバンクして立ち上がりでアクセルを開けてただそれだけなのに、

自分で考えるには多分、難しさと容易さ、苦労とその報酬、それが996、

996は進入が難しい、立ち上がりは意外と容易でその中高速トルクとLツインの

トラクション特性の為スロットルを開けやすい、

また開けた時の加速感は他のバイクでは味わえない程気持ち良く

自分のために峠があるのだと思えてくる、

しかし進入が決まらないと満足な立ち上がりが出来ない、

その進入が難しい、頭の位置が10cm前後に違うだけで曲がらない、

目線の位置が腰の角度が数度違うだけで曲がらない、

つまり996は何も考えずライダーに最高の喜びを与える立ち上がりと

考えて意識しないと曲がれない進入の二面を持っているバイクだと、

その両極端な面がその官能的な走りを生み

それが996の魅力になるのだろう。

 

サーキット

故郷に帰って来た、おもいきりぶん回して走れる、

ただし転倒すると高くつく、MY 996はサーキットでオイルを噴き

一コケで70万かかった。

 

比較

DUCATI 996の購入を考えている人に、

国産との比較、 前に乗っていたSS900との比較、DUCATI全般の話、

国産と の比較、よく国産は乗りやすくDUCATIは乗りにくいと言われているが

確かに国産のスーパースポーツと言われているバイクも

996から乗り換えて乗ってみると乗りやすく扱いやすい、

CBR954RRはゲタ代わりに使えそうだし 、 R1は乗り手にずいぶん優しく造ってあると感じる、

しかし996がそんなに乗りにくいと言われればそうでもない、

少なくとも免許を持っている人間なら誰でも扱える(向き不向き、好き嫌いはあると思うが)、

前傾はきついがその分ポジション自体はスリムでコンパクト、

エンジンも下はトルクが無いが少し回せば他のバイクよりトルクはある、

転倒すると高くつくが走りは関しては一級品、ツーリングメインのライダーには向かないが

峠やコーナーを走るのが好きなライダーなら誰にでも扱える。

SSと996、ポジションは996より楽とは言えない (最近の型はハンドル位置が上がった)、

996はスパルタンだと雑誌などで言われているが峠ではSSの方がスパルタン、

996の方が楽に早く走れる、一番の違いは足回りとフレーム、特にフロントの接地感、情報量は

996とは比べ物にならないくらい無い(性能に問題は無いが信用できない)、

またフレームも峠レベルならしなやかでいいが、 東名高速を150km/hくらいの速度でフルバンクすると

フレームがしなるのが分かる、特にスイングアームがねじれるのが、高速でのアベレージスピードは

996より30km/hは低い、 速度が上がればその差はもっと広がっていく、

しかしSSにはそれを補う魅力が有る、性能、味付けが人間の感性に合っている、

空冷Lツインの魅力と言うのかよき相棒になってくれる、

買い物、ツーリング、峠、どれをとってもよき相棒になってくれる、

最後に最近のDUCATIは壊れない。

 

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