Ｑ１．漢方薬は長期服用しないといけないんでしょうか？
Ａ１．薬の服用期間はその人の体質、病気の性質などにより異なります。 風邪のような急性病は時間によって症状が刻々と変化しますので、その時の症状にあった漢方薬を服用すれば１日２日で効果が現れます。その為にはすぐに服用できる
ように自分にあった風邪薬をいつも常備しておくとよいでしょう。 また、漢方薬は一般的に慢性の病気に使われることが多いので、どうしても長期服
用しなければいけないというイメージが強いようです。慢性病では長い期間かかって 現在の状態になっている為に治すのには時間がかかる場合が多くなります。これは西洋薬でも同じだと思います。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Ｑ２．漢方薬には副作用がないというのは本当ですか？
Ａ２．それは間違いです。症状の見立てを間違って、体に合わない薬を処方したりすれば体に害を及ぼします。また、最初の見立てが正しくても長い間に体質・症状が変
わって同じ薬では合わなくなる事もあります。 お薬はあくまでも自分で治すまでのサポート的位置づけです。必要な時だけお薬の力を借りましょう。人間にはそれ以上の自然治癒力が備わっているのですから。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Ｑ３．病院でもらう薬と漢方薬を併用しても良いでしょうか？
Ａ３．一般に漢方薬は食前・食間、病院で処方される薬は食後に服用する事が多いので服用する時間については問題はないでしょう。漢方薬を服用するからといって、今まで服用していた病院の薬を勝手に止める事は危険ですので注意して下さい。病院の薬を服用している時は、予め薬の種類を伝えてから漢方薬を調合してもらって下さい。
漢方薬を併用していきながら、西洋薬の種類、量が減っていければ理想的です。
