Strawinsky
(1882-1971)
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ストラヴィンスキーはリムスキー・コルサコフに個人的に音楽を学び、多大な影響を受けている。1905年に法学を修め、まもなく結婚。音楽にのめりこんでいく。
“バレエ・リュッス(ロシア・バレエ団)”の主宰者ディアギレフの依頼によって書かれた「火の鳥」「ペトリューシカ」「春の祭典」の“三大バレエ音楽”により、名声を確立する。ちなみに1911年パリでの「ペトリューシカ」の初演では、不世出のダンサー、ニジンスキーを主役に迎えている。
彼の作品に見られる特徴としては、精緻なリズム、民族的なメロディー、色彩感と生命力、などが挙げられるが、これらの作品以後、作風は「兵士の物語」 (1918)、「プルチネルラ」(1920)と『新古典主義』への道をたどり始める。
このソナタは3つの楽章から成り、その澄んだ優しい響きは春を待ちわびながら、暖炉の前で聞く‘ものがたり’を思い起こさせる。
第1楽章 四手が四声をなし、自由に流れる第一主題とはじけるような
第二主題からなる。
第2楽章 主題と4つの変奏
G(ソ)一音から生まれ出るメロディーはカノンとなる。
リズミックなもの、フガートなどの変奏を経て、静かに鐘が鳴る。
第3楽章 なぜかなつかしさを感じる−わらべうたと共通する肌合い
−流れるような曲。春への息吹、萌芽。(Y.C)
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