原子炉
プルサーマル反対53%と言う記事を読んで思った「こいつら馬鹿だ」と、プルサーマルの意味も知らずただ反対している連中に違いない。
プルサーマルとは使用済み核燃料を再度燃やし(簡単にするために「燃やす」と言う表現をつかわさせていただきます)て電気を得るというリサイクル発電である。が、意味はそれだけではない。日本の原発のほとんどはウランを燃やして電気を作り、その副産物としてプルトニウムが出来ます。このプルトニウム、厄介すぎる代物で半減期が長いために原子炉以外での消費にえらく時間がかかります。まぁ原子炉以外の使用方法では核兵器以外の使い道なんて無いんですが。このプルトニウムを消費するために作られた高速増殖炉「もんじゅ」(使用法によってはプルトニウムを確実に減らすことの出来る原子炉)は大失敗に終わり、日本の各原発であまりまくってる核廃のプルトニウムは行き場を失うどころかあふれ帰る危険性があります。
だいたいからして自分たちは電気を山のように使っているくせに「原発止めろ」なんて言っているド阿呆どもが多すぎますよね。「電気を使うな」とは言いませんが、せめて原発分の電気を節約したらいかがですか?
本格的な議論をするつもりはないですが、日本のエネルギー需要を考えると現実問題として原子力発電が一番有効だと思われます、ただ、地熱発電、風力発電、、落雷発電、波力発電、潮汐力発電等を普及させてからだとは思いますけど。火力発電では化石燃料の消費、水力発電ではダムに沈む自然の保護等の問題がでるんです。まじめに考えていただきたい、何故日本に原発が必要か、何故プルサーマルが必要か。ホントに。
政府も動燃もこの辺りを積極的にアピールしていかないといかんよなぁ。原子炉の温排水によってでっかいナマコや貝が出来るなんて都市伝説が生まれちゃう世の中にもうちょっと原子力発電の実用性と意義を唱えていってほしいな。