世界一野球の神に愛されている男

 長島茂雄、彼に対する評価はアンチ巨人の人間からはきわめて低い。しかし彼以上に愛された野球人はいないであろう。彼はいずれ日本の偉人の中に並ぶことになるのは確実である。
 つい先日まで「長島さんて子供だよな」そう思っていた。しかしある新聞の記事を読んで印象が変わった。
 「監督をやっている限り、野球についての批判を書かれるのは仕方ないことだ、人間性を批判されない限り怒らない方がいい」野村監督と森監督に贈った言葉です。こんな言葉を贈った男は子供な訳がない。逆にこの世界でもまれて大きくなった人間に思えます。
 さて、野球の神に愛されている男と言う表現ですが、彼の経歴に隠されてます。現役では天覧試合でのホームラン、エラーが何故かダブルプレーに、ルール上の三振を審判が見逃す、監督業では先年最下位からの優勝、メークドラマ、20世紀の最後を飾るON対決、そして日本一。金とかそういうことを抜きにしても運というかもう神懸かりというか、スゴイの一言に尽きます。
 これで21世紀の初日本一を達成すればまた伝説は続くかも知れない。できればON対決か西部との対決で。

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