平成16年6月13日(日) 13時から、16時30分まで

主催 横浜市 環境保全局

共催/会場 横浜市市民活動センター

15年度「第一回環境まちづくり協働事業」の全部で7団体の成果発表会があり、I Loveつづきも発表しました。

主に「落書きされない壁作りプロジェクト」に関しての話でしたが、I Loveつづきの自己紹介やいままでやってきたことなども含め15分程、お話しました。

最後に「協働事業って?」と日頃疑問に思っていることを、お話しました。

まだまだ、はじまったばかりの行政と市民の「協働事業」が、よい形で発展していけますように、と私達も努力していきたいです。

以下に発表の一部原稿を掲載します。

協働事業とは? 

まだ協働事業というものがはじまって一年たっていない私達にとって、協働事業自体がどんなものなのか?正直いってこれだ、といいきれるものがありません。
まだモデルのないはじめての「第一回環境まちづくり協働事業」に選ばれたことはとても光栄に思っています。「第一回」というからには、次へ続く事業のよい見本となれるようでありたいし、問題点があれば、改善していけるようでありたいと考えています。

私達は「協働事業」というものにとても大きな意義を感じています。
これまでの、委託・補助事業とは違って、行政と市民がお互いの長所を発揮し合いながら進めるというところに、「公共的な事業」新しい手法として可能性があると思っています。

けれども、いままでのところ、まだ補助金事業や委託事業との明確な違いが感じられません。

もしも、もっとコラボレーション事業としての「協働事業」ということであれば、今以上に積極的な行政サイドの参加を期待したいと思います。NPOの活動を一歩退いたところから支援するだけでなく、NPOが提案した企画がそれ以上のふくらみを持ち、大きな成果をあげられるように共に考え、行動して欲しいのです。

たとえば、モザイク壁画コンテストは、区からの提案により、都筑区制10周年事業として行うことになりました。また、さきほどお話した横浜市トップページへのリンクやはまりん号などへの吊広告は、区役所の取り計らいによって実現したことで、私達の力ではできなかったことだと思っています。私達がこれからも期待するのはこのような例です。

しかし、たとえば私達は4者の調整会議を毎月1回から2回開いてきましたが、3月、4月は一度も開けませんでした。3月は年度末で忙しく、4月は、まだ今年度の事業をやるかどうか決まっていないから、との回答でした。事業をどんどん進めていかなければならない時期にとても不安でした。単年度予算というものを痛感しました。確かに決まりごととしてはそうなのですが。

予算に関しても、100万円の枠ではできることは限られています。今後、この協働事業を成功させていくことにより、協働の可能性がたくさんの人に理解され、事業にかける予算が増えてくることを期待しています。

また、NPOとの協働事業で同じテーブルにつき、市民活動とともに事業をやっていこうという以上、行政の人も気持ちの上ではもっともっとボランタリーであって欲しいです。

街をよくしていこう、環境にやさしいまちづくりをしていこうという思いは、市民も行政側も同じ強さだからです。その思いをもっと共有していけたらと思います。

行政の仕事としての使命と、市民の自分達の街への思い、それが確実につながる。
そんな流れを作っていけたら、この協働事業は成功したといえると思います。  
                                                 ( 文責 岩室晶子 )

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