平成17年1月22日(土)
武蔵工業大学で行われた講座に参加してきました。


平成17年1月22日(土)
 都筑区主催、武蔵工業連携講座
  

「水と緑と人の関係」

-今、地域で支えるべきもの-

武蔵工業大学環境情報学部教授
小堀洋美氏

都筑の魅力でもある緑道や公園、どのように関わり暮らしていけばよいのでしょうか。
身近な緑を環境の変化から守り、未来へと繋げていく為に、水と緑と人のより良い関係について講義が行われました。
50人を超える受講者が、設備の整った大学の教室で真剣に聞き入っていました。後には、地域の活動をされている方々から、具体的な質問がされ課題や問題点などが共有化されました。




連鎖的自然破壊が社会崩壊まで巻き起こす
 ● 足尾における連鎖的崩壊が例にあげられ、森林の破壊によりどのような事が起こるのか説明がされた。
 ↓
一つの構成要素が崩れると、時にはシステム全体が影響を受ける。
自然はシステムとして反応することが分かる。

 私達の暮らしや健康も健全な自然や生態系システムの機能に依存し成り立っている。

● 身近な自然環境・都市環境・地球環境では何が起きているか。

● 生物多様性保全のための国家的な対応とは・・

● 日本の生物多様性の3つの危機
 ↓
 個体数の減少・移入種の進入・自然に対する人為の働きかけが縮小・撤退

● 豊かな緑と水の保全

●質を高め、機能を良くする為にはある程度の管理が必要。
自然再生事業を官・民が連携して行うことが大切。 

以上のようなお話がありました。

そして、緑の質を高める方法、移入種の考え方、雑草の伐採についてなど様々な質問がされました。

アメリカザリガニは移入種で駆除が必要、めだかやオオムラサキは減少し見られなくなっている。
ジュウニヒトエやクマガイソウ・ヒトリシズカは管理によって守ることができるなど
これから私達の手によって、より良い関係を作れる事を学びました。


私達にとって大切な自然を、住んでいる人たちできめ細やかに管理をしていく事が大事なようですね。


水と緑と人の関係とは、今私達が考えている色々なことに共通しているように思いました。
身近なところから、声を掛け合いつなげていく事が大切だと・・さあ〜何からはじめましょうか!!

レポート(中)


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