日本人

夏にさ、スイス行ったのよね。スイスっつたら山だよね。アルプスさ。うん。当然登りたくもなるさ。
で、マッターホルンっつー有名な山を登山電車に乗って登ったわけよ。降りたら壮大な景色が俺の心を清めてくれるんだろうなー
と期待しつつ駅を降りて一番最初に目に入ったもの。

「おみやげ」

と日本語で書かれた大きな看板のお店。いきなりストレートで殴られた気分ですよ。ええ。日本人っていいカモという魂胆が丸見え。まあ、事実だから仕方がないか。と気を取り直しレストランで食事をしようとレジにいきました。そこでちらりと目に入ったもの。それは・・・

カップラーメンだった。

おいおいマジか!?とおもいつつ値段を見ると日本円にしておよそ700円。これにはもうふきだしそうになるほど笑撃的であった。こんな所でカップラーメン食う奴いるんだなーと思いつつ店員にふと聞いてみた。

俺 「誰がこんなの買うんですか?」
  
店員「そうですね・・大体日本人の団体が買っていきますよ。」とのこと。
  
 この言葉を聞いたとき、俺は怒りに燃えたね・・・店員じゃないよ。日本人にね。

そもそも団体って言うことだからツアー客だろ。ツアー、長くても一週間ぐらいだろ。アルプスの山の上でしかもほかにおいしそうな料理が並んでるのに環境ホルモンがたっぷりの法外な値段のカップラーメンを買うほど貴様らは日本食に飢えているのか!!

馬鹿共が!!!

だいたいその国の料理を食べることによってその国の文化に触れられるという貴重な体験を自ら放棄するなんて

頭悪すぎ。

大体日本人のツアー客は目立ちすぎ、みんな揃って首にカメラを下げあっちでパシャパシャ、こっちでパシャパシャ、メガネをかけて趣味のわるいチューリップハットをかぶってベストを着てやることすべて一緒、誰一人として現地の人に関わろうとせず、すべてガイドまかせ。断言しようこいつ等・・

海外旅行をしていない!!海外旅行をしていると自分の中で錯覚しているだけなのだ!!

海外旅行というのは自分の違う文化に触れるということだ。そこで様々な体験をし色々な考えを得られ、人間としての幅が出てくるはずである。しかし彼等はツアーという形で自分の文化で形成されている世界をそのまま海外に持ち込みあちこちへ見学しに行ってるのである。これでは他の文化に触れたとはいいがたい。

なんてカップラーメンを見たときに考えてました。

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