閃き
 だ、旦那ァァァ!!
 どうした。
 血相を変えて・・。
 閃いたんです!
 面白いゲームを!!
 ほぅ。
 それはよかったな。
 いやー、なんというかゲームのシナリオとかシステムの閃き方が分かったんですよ。
 おぉ!そいつは大発見だ。
 んで、如何に?
 ず・・・っと戦闘システムばかり考えてたんですよ。僕のいってるのはRPGのことなんですが・・・。
 戦闘ねぇとつまんねぇやな。
 なんだかんだいって平和な世界じゃゲームとしては面白くないんだよね。

 で、そんなんでなんでストーリーまで決まって来るんだ?
 いや、芋づる式なんですよ。
戦闘とストーリーって一見あんまり関係ないようにも思えたんですが・・・。
 ほう。芋づる・・・とな??
 既存のゲームと違ったオリジナル要素を付加しようとするにつれて、独自の世界観とかそういったものが必要になってくるんですよ。例えば「魔法」のような概念の扱い方とか。
 たしかに・・・。わかりやすい例としては「魔法」と「呪文」では微妙に世界観が違ってきたりするな。
 オリジナル要素を増やそうとすればするほど世界観の設定も同時に決まってくるというわけか?
 必ずしもそうとはいえないとは思いますけど。
俺ァ戦闘を一番楽しんで欲しいと思って考えてましたから全てのアイデアがそこの集約されてるのは確かだと思います。
 ほぉ・・・。
  ま、もちろんぼんやりと頭の中でイメージは持ってましたけど・・・。ただ実際一つの目玉となるシステムを考えてみて、そこから全てが決まってくるということはあるんじゃないかと思います。
 いままでは単純な閃きに頼りすぎていました。
 (面白く遊んで欲しいところに一番力を入れる・・・。
この当然の行為が全てにつながっていたというのか・・・!!)
 いやー、もう企画は決まりました。
ということでしばらくしたらツクりはじめましょうかね。
 本当にツクんだろうな・・。
企画だけで満足してしまうやつは結構みかけるんだが・・。
 う・・・。
 構想と製作はまた別のことだ。
結構構想してる間は根性で製作はなんとかなる!とか思ってるもんだが、実際やってみるとなかなか進まないで途中で飽きてしまったりな。
 フ・・・。吠え面かくなよ!!
 なんだぁ?そのクソ生意気なセリフはァァァァッ!!
 閃くとなんかハイになっちゃうんすよー!
許してください〜♪
 アデュ〜!!
 ・・・テンション高いなぁ。
  でも・・!企画って結構数日経ってからみてみると気に入らなかったりすることも・・あ、あるんだな!!
 構想はしっかりね、練って!!
 自分で完璧と思える企画があると、製作の、やるきもすごいんだな!!

どこから湧いて出た・・・・。

ブタが!!!
ザシュッ!!
 ギャアアアアアア!!!

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