order furniture    鏡 台                           般若 芳行



 参考金額    270.000円(税別)   スツールの代金も含む

 材   料    国産 胡桃(くるみ) ・ ブラックウォールナット   オイル仕上げ

 寸   法    W 85cm D 45cm H 1m30cm



 ★ 材料、スタイル、寸法によりお値段が変わってきますので、ご希望の方はまずご相談下さい。 


ひきだしの中のしきり板は固定しないで、左右に動かせるようにしました。確かに収納するものによっては、しきりがあってもしきりの役目を果たせていない場合があります。

板は2個作りました。形はシンプルなL型です。ひきだしの中にミゾを作ってしきり板を左右に動かす・・などいろいろと考えましたが、この形が費用の面でもお安く、シンプルできれいでした。

使う側のそのようなちょっとした案てとても大切です。ひきだしを開けるたびに楽しい気分になるのではないでしょうか。

(画像、左から2つめは、納品時に私が撮りました。他の画像はお客さまがお天気の良い日に撮影したものです。画像の色は違いますが同じ品物です。)




ダイアリーより
  2007.08.30 木 曇り

シトシトと静かな雨降りです。植物達もやっと一呼吸できそうですね。

昨日、「鏡台」を無事納めることができました。やっと納品できたという良い意味での疲労感。昨晩はなんと8時に寝てしまいました。

本体は日本の胡桃(くるみ)材。ひきだしの前板をブラックウォールナット。サイズは、幅85cm・奥行き45cm・高さ1m30cmです。

胡桃材が醸し出すやさしい雰囲気と、小ぶりなサイズ、そしてお部屋の雰囲気とがミックスされて、とてもかわいらしかった!材料により本当に雰囲気は違ってきます。これでナラの木を使っていたら全く違う感じだったでしょう。とにかく胡桃の木はやわらかいのです。

3面の額縁のようなミラーを開くと、「小ぶり」が「大ぶり」までいきませんが、「私は鏡台なのよ!」と遠慮ぎみに主張しているような感じを(私は)受けました。この感覚は人によって違うのだろうと思いますが。

前板のウォールナットがアクセントになっています。裏側や見えない部分、ひきだしの底板なども全て胡桃材。人によっては、また予算によっては、品ベニヤを使うこともあるそう。

今回、材料を全て「柾目・まさめ」という部分を使用しています。「柾目」はソリ(動き)が少ないのです。見た目の特徴としてはまっすぐに伸びる木目です。

鏡はあえてマグネットを取り付けませんでした。制作者は最後まで迷ったそうです。お客さまに見てもらって、取り付けた方がいいとなると後でできるのでその まま納品しました。見ていただいた結果は、マグネット取り付けなしで。私も帰りの車の中で思い出しながら考えました。私も取り付けない方を選んでいたで しょう。金具が目につくと印象が変わってしまいます。

この日はご主人もお休みの日で気持ちよく納品を手伝っていただき私たちもうれしかった。鏡台がくるのを本当に楽しみに待ってくれていたのです。お待たせして申し訳なく思います。

無事設置した後、同じ部屋に置くパソコン用デスクのお話しになりました。お見積もりを出させていただいてOKが出てもやはりすぐの納品は難しく時間はかか ります。お客さまは「時間」については快く納得して下さり、制作者も私もほっとしました。その間に貯金がんばります!と素敵な笑顔でした。良い物を届けら れるようがんばらなくては!

「これから名古屋なんです」と照れ笑いの彼。工房がある長野から出発、横浜から名古屋。ちょっとびっくり。とても元気な作家さんです。別れ際、もぎたての とうもろこしを私に手渡し、(お客さまにもプレゼントしていました)笑顔で去ってゆきました。彼のあの雰囲気がまた人気のひとつなのかもしれませんね!


お客さまからメールをいただきました。とても素直な気持ちが表れています。うれしかったです。Sさん、ありがとうございました!そのメールをここでご紹介させていただきますね。

「 こんばんは。今日はありがとうございました。とても今ハッピーな気持ちです。隅々までじろじろ観察しちゃっています。なんというか・・・私のものであ るけど、私のものにしておくのは勿体無いというカンジ。こんな素敵なドレッサーなんだ!!とみんなにお披露目したい気分です。 般若さんはとてもお忙しいのに作者自ら納品していただけて幸せです。そんなお忙しいのにデスクまで依頼してしまいすみません。頑張ってデスク貯金しま す!!主人はオイルの香りが好きで、今日から良い香りで寝れるね〜と喜んでいます。一生大事にします!宝物です!! またお店に遊びにうかがいます。それでは。S.M 」

 


top
戻る



Copyright (c) 2006 aya takahachi