北海道産 楓(かえで)のダイニングテーブル
テーブル 幅 1m60cm 奥行き 80cm 高さ 70cm
横浜市都筑区 H さん
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この2年ほどの間に何回かお店にいらしていたHさん。
聞くと、テーブルを探しているのだということでした。
ご自分達の意見をしっかりと持ったHさん夫婦は、
あちこちとお店を5年くらいかけて見てまわったそうです。
奥さまは「正直、ちょっと疲れました、、」と苦笑い。
しっかりこだわっているのは熱い眼差しのご主人だったのだと、
打ち合わせをしていくうちにわかりました。
お仕事の日と休日をきっと上手に切り替えて生活を楽しんでいる方たち
なのだと、お2人の雰囲気から感じました。
なかなかできないことだと思うので、素晴らしいと思いました。
そんなお2人の希望は、
ちゃんとした、我が家にあった物がほしいということでした。
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「ダイニングテーブルにもなり、座卓にもなり、それともうひとつ、
欲を言えば、コタツにもなれば言うことないんですが・・・。
木の種類は、明るいメープルがいいんですが、他の店を見ると
どこも輸入のメープルがほとんどでした。」
それで作り手に相談したところ、
「北海道産の楓(かえで)でいいのがあるよ。」という返事。
私はわくわくしてきて、お仕事につながれば
きっといい物が出来上がるぞ、と少し興奮ぎみになりました。
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楓の木は大きくなりすぎた物は使えないそうです。
ですか、Hさんに納品したこの材は2枚の板で仕上げることができる、
とっておきの物でした。
原木からみると、全部を家具に使えるのではなく、作家たちが本当に
使うことのできる部分は、半分くらいなのではないでしょうか。
この楓の木は3mあるのだと、作り手は言ってました。
とても貴重な材料。それをお客さまに出してくれるというのが
私はとてもうれしいのです。
作り手は言ってました。
金額よりも価値を感じる物を納品しないとだめなんだ、と。
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「ダイニングテーブル用の長い脚」を、冬になれば「座卓用の短い脚」に
付けかえる。そして、天板は乗せているだけなので、フレームと天板の
間にコタツ布団をはさみます。
天板の下の部分には、コタツの電気を取り付けるための板があります。
直接、楓の天板に熱がいかないように考えられています。
ダイニングテーブルの時には、もちろんコタツの電気は取り付けないで
すっきりと。まさか、コタツになるとはわかりませんよね。
ただし、楓はとてもがっちり重くて、しかも動く(そる)材料なのです。
それも全て打ち合わせの時に作り手からお客さまに説明があり、
お客さまにはご迷惑をかけることもあるかもしれませんが、ご理解を
いただき、納得していただきました。
しっとりすべすべの楓。使っていくうちに無垢の木が、楓という木が
どんな性質なのかわかるのだと思います。
コタツになった楓の木も、ぜひこのページでご紹介したい。
その時には、半年ほど使った感想もそえられたらと思います。
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