IRAN
YAZD

ヤズドは個人的にあまりいい思い出がない。
日本人が1人もいなかったせいか、現地の人たちに注目の的にされた。
「こっちを見ないで!1人にさせて!」って叫びたくなった。
食べる所も少なくて、毎晩同じレストランで食べた。
でも、いちばん悲しかったのは高校生くらいの女の子2人組にたかられたこと。
親切に近寄ってきたのは、結局お金のためだったってことに気づいたとき、
無性に悲しくなった。
それまで、イラン人のことを少なからず信じていたばかりに、誰も信じられなくなった。
すごくブルーな思いでヤズドを後にした。
しかし、その後いい出会いがあった。
テヘランへ向かう寝台列車で出会った女の人にすごくお世話になった。
家に泊めてもらい、食事もごちそうになった。
彼女と彼女の旦那さんは言った。
「私達はムスリム(イスラム教徒)だから、人を手助けすることに意味などないんだ」と。
私は、またイランを信じる事ができた。
旧市街。1度入りこむと、簡単には抜けられない。同じ道を何度もぐるぐる回った。人も店もなく、暑くて死にそうになった。
遠くにジャーメが見える。旧市街の一角で。
ジャーメを訪れていた女子高生(おそらく)たち。イランでは、服装規定があるため、一定の年齢を過ぎた女性は、髪の毛や手足を隠さなければならない。この規則が外国人にも適用されるため、私もスカーフをかぶらなきゃいけなかったんだけど、これがまた慣れない人にとっては、最悪に窮屈だった。特に、冷房の効かない長距離バスとか乗っているとき、近くに座っている男の人が、半袖姿で涼しげにしていると「くっそー!男女差別だ!」と言いたくなった。でも、イランの女の人はそれほどイヤでもないらしい。慣れというものは怖いなと思った。
これまた、旧市街
ヤズドのジャーメが一番心に残ってる。ジャーメにいると、誰からも邪魔されず1人の時間が持てるから好き。
はたまた、旧市街で出会ったかわいい女の子