美味しい唐墨の作り方
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2009年11月、いつも殻付生牡蠣を買いに行く市場に行ったところ鯔の卵巣を売っていました。 そうです、カラスミの季節です。この店ではキロ5400円でした。 今回初めて作るので大きいものを3腹買いました。

こんな形で売っています。
ご覧のように身がかなりついています。 これを卵に傷をつけないように適当に切り取ります。
 
次に血抜きの作業です。

血管に針で穴を開けて丁寧に絞り取る、と書いてありましたが、自分で食べるので適当にやりました。真ん中に通っている血管に針を刺して血を抜きましたが本によっては上下の細かい血管にも針を刺して一晩冷水に漬けるとあります。

その後の造り方は概ね次の通りです。
1. 鯔の卵巣を大量の塩で1週間漬けて水出しをする。
2. 2時間ほど真水に漬けて塩出しをする。
3. 旨みを出すのと臭み消し(?)のため1週間ほど日本酒に漬けて冷蔵庫で保存する。
4. 1週間ほど天日干しをする(影干しが良いと言う意見もあるので面倒な方は冷蔵庫で乾燥させる。)

以上です。要するに1ヶ月ぐらい手間ひまが掛かるので高価である。 と言うことらしい。
工程の写真を載せておきますが結果は初挑戦にしては美味しく出来ました(忘年会での反響も良かった)。
来年は大量に作成したいと思います。
魚保存ケースで塩に漬けました。
塩抜きして日本酒に漬けます。なぜ保存ケースを買ったかと言うとお酒の量を減らすため。
ラップで包装して蓋をかぶせ冷蔵庫で保存します。
今回試作した、カラス防護付きの干し器です。
一週間干すと良い感じに仕上がります。雨の日は冷蔵庫です。
真空パックして完成です。
以上
 
 
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