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美味しい牡蠣の開き方
2007年はノロウイルス騒動で養殖の殻つき牡蠣は極端に流通していませんでした。海水を殺菌灯循環させた施設で特別に殺菌させた牡蠣を売っていました。(生食用は皆同じように殺菌しているはずですが 2007年はトロ箱にわざわざ明記してあった)
開き方に美味しいも不味いもあるのかと言われますと 綺麗に素早く明けてくださいと言うしかありません。
まず道具です。貝起こしにも種類があります。貝起こしというと岩から鮑を剥がす道具の総称でも ありますね。貝開きと言いなおしますか。
牡蠣専用は先が尖がっています。
産地で剥き身にする道具とは違います。あちらは出来るだけ早く下部の殻は 商品にはしません。左側が専用です。 専用を使った方が怪我をしない。少し早いと言うことですね。
牡蠣専用の貝起こし(550円)
アサリとかハマグリなどの汎用貝起こし
 
牡蠣の貝柱が何処にあるかイラストで示しても 良いのですが最初の一ヶを無理やり明けて 覚えてください。
牡蠣の方向はどうでも良いですが(人によってやりやすい方向)平らな殻を上にして、貝開きの平らな刃を上にします。上蓋に着いている貝柱をなるべく薄く剥ぎ取りたい。
怪我をしないように
こんな感じに開けられれば良い
   
割れ目の見分け方もありません。数をこなして覚えるしか ありません。
養殖の小さい物は殻が薄いので先で押せば上蓋が簡単に破れます。細かい殻は流水で取り除きます。
ソースは生レモンの絞り汁が一番です。
何もソースをつけない牡蠣に含んでいる海水のみで食するのが私は好きです。 レモン絞りが次席です。 酢醤油にしろ牡蠣は酢で殺菌して食するは日本文化だと思います。
 
 
外国のオイスターナイフ。オイスターバーなどでは左手に鎖の手袋をして手早く剥いている。殻のかけらが残っていることもありますね。
 
 
生牡蠣の美味しい開け方、その2 (07/10追記)
板前ではないのだから、女性、子供にも生牡蠣を開けられるように 指導しろと言うお言葉がありましたので その2を追補します。 先ず使い古しの剪定挟みを用意し、綺麗に洗って キッチン用具として確保します。
 
 
   
やっとこ型の縦型ニッパーの方が 良いかも知れません。
牡蠣の蝶番の反対部分の平らな部分を 切り落とします。
 
 
 
10ヶ処理するのでしたら この切り落とし作業を最初に全数行います。 これで難しい割れ目の見分け方の問題が解決します。
中央に見える黒い部分が割れ目です。
 
 
   
ココに貝起こしを挿入すると いとも簡単に開けられます。
 
 
   
欠点は食卓に出した時に違和感がありますね。 下が平らになっています。
 
 
   
しかし、時間はかなり短縮されました。 剪定ばさみは力が要ります。 ペンチで欠いた方が力は要りません。 皆さんもお試しください。
クラブスラッシュでは 牡蠣専用貝起こしを頒布しています。 1ケ550円(送料別)です。
 
 
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