Autek Research社のRF-1を購入しました。
動機は自作しようとして失敗したehアンテナ調整のためですが、今のところ目的を達成できていません。でも小型ですし、インピーダンス、SWR、LとCが測定できるのは魅力です。
 
去年(2005年)の12月、ehアンテナを作ろう、と思い立ちインターネットで情報を集め、eh-アンテナ発明者のTedが主催(?)しているディスカッショングループ、(http://groups.yahoo.com/group/eh-antenna/)、をみつけて、製作法、調整法などを調べました。
近くのホームセンターで1.5インチ相当の塩ビの水道パイプを購入、14M用を組み立てました。出来上がりはなかなか綺麗、良く出来た、と自己満足していたのですが何しろ調整が難しい。eh-アンテナにも上下に2つのコイルがあります。上のコイルを伸ばしたり縮めたりして最大輻射になるように調整し、次に下のコイルで周波数を調整します。更にインピーダンスマッチングするためのもう一つのコイルが必要な場合もあります。ディップメーターしか持たない身では殆ど不可能。
後で色のついているパイプにはカーボンが混ざっていて効率が悪い、という情報もありましたが、日本で無色(白色)のパイプはどこで入手できるのでしょうか、知っている人は教えてください。
 

組み立てたehアンテナ

上のコイルで最大輻射にして、下のコイルで周波数を調整。必要に応じてさらにインピーダンス調整用のコイルが必要となる

給電部のアップ、コイルを伸ばしたり縮めたりして調整します

杉本さんからはehアンテナは1本でうまくいった人はいない・・・。確かに。

       
ところが残念ながら調整不能、ということで12月の休みの直前にRF-1を購入し、正月休みで調整しよう、と思い立ったわけです。
ところが、最初のRF-1は50オームのダミーロードが70オームくらいを表示、SWRなどの表示も不安定ということで修理に出しました。 1週間ほどで修理完了、というか交換品が戻ってきました。 家に持って帰ったところメインチューニングはOKだけど微調整用の つまみを回しても周波数が全然変わらない、ということで再入院。 数日後に電話があり、店に取りに行く。前回の経験があるので店頭でチェック。50オームのダミーロード をつけてもSWRが1.3になります、ということで躊躇していたら、店に あったもう一台を出してきて、これで良ければ、ということで持ち 帰りました。持ち帰った直後に電源を入れたら動作はOKそうだが液晶表面を軽く こすったら黒い染みが出てなかなか消えない。しばらくしたら 消えたのですが気になります。温度が低いと出るらしい、その後は現れないので、しばらく使ってなお気になるようなら持ってゆこうかと 思いますが、今度はどんなのが来るか、それも心配。

Autek自身の品質管理もそうですが日本の代理店でも出荷検査くらいやってもらいたい、と感じた次第です。

 
肝心のehアンテナですが、再度調整にチャレンジ、残念ながら現時点で調整出来ていません。杉本さん曰く、eh-アンテナは1本目でうまくいった人はいない・・・、作り方も分かった気がするので次回は成功させたい、と思っています。
 

これがRF-1、1.8Mから28Mまで使えます。

50オームのダミーロードをつないでいますがSWR 1.2を表示しています。RF-1の仕様ではたしかプラスマイナス10%ですから仕様内。

   
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