2005年2月9日は旧正月を始めて経験しました。
中国では本当に旧正月がお正月なんですね。みな興奮して新年好、シンネンハオ(新年おめでとう)、と挨拶しています。2月に入ったころから新年ハオだったかな。
中国人は多くが汽車で帰郷します。数時間から十数時間かけて満員の列車で帰ります。ところで切符を買うのが大仕事のようで、切符次第でいつ帰郷していつ帰ってくるか決まる・・・、とのこと。
というのは言い訳でしょう。我が社の北京事務所でも、前週の金曜、土曜の4日、5日あたりから休み始め、本来の旧正月休みの終わりは15日なのですが、そのまま翌週の21日くらいまで連続して休みをとる人が多いのです。
大晦日にあたる2月8日には本来22-23人いる中国人社員のうち出勤したのはたったの6人。彼らとお昼に会議室でビールで乾杯し、 半ドンで終了。 今年もご苦労様でした、来年もよろしくお願いします。
北京では街の中心部では花火禁止です、でも夜になると始まりました。でも多くは音だけ。
夜中の1時頃うるさい騒音で目が覚めてしまいました。例の花火が四方八方から聞こえています。うるさいのなんの。

翌朝、北京の旧正月の元旦、いつもは道路に溢れている車や人が少ない、静かな朝です。

しかし、正月らしさはそれだけ。門松もなく(当たり前)、外で羽子板をついたりコマを回している子供もいません、というのはたとえ話ですが、何か中国の正月らしい風俗はないか、と探しても何もありません。拍子抜けです。
そのまましばらく散歩したのですが、物凄い寒さで顔がヒリヒリしました。スキー場なんかより数段寒かった気がしました。凍っている川を歩いて渡ることが出来ます。
寺や公園ではお祭りをやっているらしい、ということで午後は地檀公園へ行ってみました。ぜんぜん厳粛な雰囲気ではないのですが夜店が出ていて、大勢の人出がありました。
お賽銭、と思ったら硬貨を的に向けて投げるゲームのようなものがありました。的の中心には鐘がかけてあり、たまにカーン、と良い音がしています。当たっても何ももらえないようで、逆に投げた硬貨を集めて紙幣と交換するサービス もやっています、元手なしでどんどんお金が儲かる仕組みになってました。
しばらく歩くと、笛や太鼓で囃し立てながらカゴに乗せてくれる余興をやっていました。設備代のかからない人力遊園地ですね。
ということで、少しでしたが中国の正月の雰囲気に触れることが出来ました。
 
地檀公園の人出

的にむけてお金を投げています、お賽銭と思ったのですが、コインを的の中心に空いている穴に当てるゲームのようです。後ろには鐘があり、穴に当たるとカーンと音がします。

お客さんが投げたコインを集めて、両替するサービス。結局元手なしでいくらでもお金が儲かるシステム。
夜店
人力遊園地。笛と太鼓で囃しながらカゴに乗せて一回り。
ついでに北京市内の大使館に立つアンテナ。色々な形やサイズのアンテナが立っています。
これはカラオケ屋です。2台のクラシックカーが置いてありました。

北京の名所の一つ後海で天然スケート。このように北京市内の池や川には厚い氷が張っている。

   
海外番外編トップへ