戸塚 寛
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美味しい鮎の焼き方 |
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鮎焼き台
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これで貴方も鮎焼き名人です。 あとは鮎釣師の友人を持つことです。 天然ものには味はかないません。 自分で鮎釣ができない方、友人も居ない方は とりあえず市場に行きます。 木の箱に10,12匹入っている和歌山県産が1.800〜2,000円で売っています。 (10入りが1800円ではありません、良い大きいものが高い) 材料は入手出来ました。 自分で焼き台を作りますと言っても無理でしょうから買います。 |
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下野鮎焼き器、写真のものは10,000円程度で市販されています。焼き過ぎですが美味しそうですね。
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これは戦場ヶ原で中学の同窓会のキャンプ風景です。 送風機で私が風を送っています。 右の写真のように綺麗に焼けましたが、炭熾しから
完成まで何時間掛かったでしょう。 白焼きで長時間炙る焼き枯らしという手法はあります。 (藁のツトに挿して保存しておき、スープの出汁に使う。) しかし塩焼きは30分で焼き上げるのが美味しい。
この30分で焼き上げるのには、かなり大量の炭が要るのです。 結論として、毎週炭を熾していたら鮎は手軽に食べられません。 しかし家庭用のグリルで焼くのは美味しくない。(素材がかわいそうである。)
やっと本題に入ります。大き目のオーブンが御家庭にあれば 下ごしらえ5分、焼き時間25分で坂東簗に匹敵する鮎が食べられます。 最初に串を設置する台を作ります。 たまたま在庫があった日干し煉瓦に串用の穴を交互に開けました。 (レンガは脂の掃除が大変なのでステンレスの板金で作りたいのですがお金が掛かります。 この記事を見て賛同される方があれば図面を書いて板金屋に作らせます) |
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オーブンの天板にアルミホイルを敷きます。これは後始末を簡単に済ますために 油溜りです。レンガを浮かせるために適当なお皿、割り箸を置きます。 レンガが脂溜りに浸かると始末が悪い。 |
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レンガを乗せます。モデルとして串を置きました。このような感じでオーブンに入れるのです。 |
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実際に焼いてみます。 木箱に入っている鮎は木箱は捨ててもらって油袋に氷詰めにしてもらいます。 この状態でパーシャル室にそのまま入れておくとちょうど氷もそのままで2日は塩焼きが
楽しめます。 用意するものは串と塩です。 |
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串に刺して軽く水洗いしてから万遍なく塩を振ります。ひれには化粧塩をと言ってもオーブンの場合 尾ひれが焼けて真っ黒になることはありません。右のように5本セットしました。 このレンガは8本同時に焼けます。 |
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180度で25分間焼きます。プレヒートはしなくて良いです。 焼きあがった状態です。綺麗な油が大量にたまっています。右が完成品です。 ほとんど焦げ目のない焼き方です。温度と時間ははお好みで調整します。 焼き方によって骨が気になる気にならないがあります。 先日食した、二子玉川の「たまゆら」の塩焼きより好みの味です。 |
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是非試してください。とにかく簡単です。刺して塩振ってレンガの穴にさして、 ボタンを押してガスオーブンを起動させるだけです。
換気扇も廻しましょう。(鮎の香ばしい香りが) レンガの油はお鍋で煮ると綺麗になります。(煮ながらスプーン等でそぎ落とす) |
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